緊急レビュー:「Let'snote AX2」の変形プレイに驚け!「板のようなLet'snote」って君は信じられるか?(1/5 ページ)

» 2012年09月26日 14時00分 公開
[長浜和也(撮影:矢野渉),ITmedia]

みんなの第一声は「やればできるじゃないか!」

 「Let'snote AX2」は、Let'snoteで初めてのUltrabookとして登場した。しかし、Ultrabookであることとは関係なく、その姿とスペックをチェックした関係者の多くが発した「Let'snoteもやればできるじゃないか!」という第一声が、“Let'swnote AX2の衝撃”を一番よく言い表している。

 Let'snoteシリーズは、Let'snote Sシリーズなどの“2011年モデル”以前まで本体に厚みを持たせた「ずんぐりむっくり」の姿から、2012年1月に登場したLet'snote SXとLet'snote NXでフラットな薄型ボディを採用した。しかし、その薄型ボディも「Let'snoteシリーズ従来比」と注釈が必要だったが、Let'snote AX2は、薄型化をさらに進めた、厚さ18ミリのフラットなボディを実現した。

 11.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載した本体のサイズは、288(幅)×194(奥行き)×18(厚さ)ミリで、重さは店頭モデルで約1.14キロになる。10.1型ワイド液晶ディスプレイを搭載するLet'snote Jシリーズの本体サイズが、ジャケット装着状態で259(幅)×185(奥行き)×39〜48(厚さ)ミリ、本体の重さはスタンダードモデルで約1.275キロ、ジャケット未装着状態で251.9(幅)×171.7(奥行き)×27.3〜35.1(厚さ)ミリ、本体の重さはスタンダードモデルで約0.97キロなので、それと比べるとディスプレイのサイズが大きくなったため、幅と奥行きは増えたものの、厚さは大幅に薄くなった。

 これまでのLet'snoteシリーズは、高い処理性能を確保するため、動作クロックを高く設定したTDP35ワットクラスのCPUを搭載し、また、76センチからの動作落下や天板方向からの100キロ加圧重振動などの工場出荷時テストをクリアする堅牢性能を必須としており、そのために、天板のボンネット構造をはじめとする“ずんぐりむっくり”なボディが許されていたところもあるが、Let'snote AX2は、厚さ18ミリを実現するため、CPUはTDP 17ワットのタイプを採用する。これまでパナソニックがLet'snoteシリーズで訴求してきた重要な要素が代わったことになる。

 しかし、もう1つの重要な要素として訴求する堅牢性能では、薄いボディでも従来に相当する工場出荷試験をクリアする。これは、ボディパネルを、マグネシウム合金のベースに薄いアルミニウムを載せる2層式とすることで、表面の質感を滑らかで均一にするとともに、薄いパネルでも強度を確保するようにした。また、薄型化のために天板のボンネット凸部をLet'snote SXやLet'snote NXの1ミリから0.5ミリに低くしたが、ボンネットの裏側に階段状の段差を刻み、ボンネットの立ち上がりそのまま沿うのではなく、蛇行して設けることで凸部が低くても従来と同じ強度を確保したとパナソニックは説明する。

11.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載して厚さ18ミリ、重さ1.14キロを実現した「Let'snote AX2」は(写真=左)、Let'snoteのシンボルともいえる“ボンネット天板”は継承するものの、その高さはLet'snote SXシリーズの1ミリよりさらに低い0.5ミリとなったが、同程度の強度を確保している(写真=右)

薄いボディでも使えるインタフェースは従来とほぼ同じ

 薄いボディを重視するUltrabookでは、多くのモデルが本体搭載のインタフェースで、その種類と数を制限して必要最小限のUSBとMini形状の映像出力インタフェースにとどめている。しかし、Let'snote AX2は、本体に2基のUSB 3.0、メディアカードスロットに加えて、Ultrabookでは対応するモデルが少ない有線LANにHDMI、そして、アナログRGB出力まで搭載する。無線接続のオンオフスイッチも使いやすいサイズで本体に用意する。有線LANもアナログRGBも、通常形状のコネクタを搭載しているので、専用コネクタとアダプタケーブルの組み合わせと比べると実際の運用で使いやすい。

 なお、無線接続は店頭モデルでもIEEE 802.11 a/g/n対応の無線LANとWiMAX、そして、Bletooth ver.4.0が標準構成で利用できる。Web販売限定のマイレッツ倶楽部モデルでは、プレミアムモデルでNTTドコモのLTE対応Xiデータ通信対応構成も用意する。

正面は取り外せるバッテリーと音量調整ボタン、画面回転ロック、電源ボタンを備え(写真=左)、背面はインタフェースを用意せずクーラーユニットの排気口だけを用意した(写真=右)

左側面には、電源コネクタ、有線LAN、アナログRGB出力、メディアカードリーダ、マイク端子にヘッドフォン端子、そして、無線接続のオンオフスイッチを搭載し(写真=左)、右側面には2基のUSB 3.0とHDMI、盗難防止チェーンコネクタを用意する。右側面前寄りにあるスリットの利用目的については明らかにしていない(写真=右)

底面は取り外し式のバッテリー以外、メモリスロットやデータストレージなどにアクセスできるカバーなどは存在しない。ただし、ほかのUltrabookにくらべてカバーを固定するネジの数が多く確認できる(写真=左)。液晶ディスプレイを底面側まで開くため、ダブルヒンジを採用する。ヒンジの底面側にはチルトアップ用のスタンドがあって手で立てる。このスタンドのおかげで側面に標準サイズのコネクタを接続できる。なお、このスタンドは液晶ディスプレイを開いていくと、自然に収納されて本体を傷つけない工夫を施している(写真=右)

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