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» 2013年01月31日 11時47分 UPDATE

Indilinxコントローラはなにがエライ?:OCZが自分で作ったというコントローラを試す────「OCZ Vector 2.5 256GB」 (1/3)

OCZがSSDコントローラメーカーのIndilinxを買収してから1年。メモリチップ以外はOCZ Technology自主開発の新型SSDが登場した。その実力を検証する。

[長畑利博,ITmedia]

Indilinxの技術で生まれたBarefoot 3

 「Vector」シリーズは、OCZ Technology(以下、OCZ)が擁するSSDのフラッグシップに相当する。OCZが買収したコントローラメーカーIndilinxの技術をベースに開発した新型コントローラ「Barefoot 3」を採用したのが最大の特徴だ。Barefoot 3は、ガベージコレクションなどを効率的に行うため、フラッシュインタフェースを管理する専用コプロセッサを用意したことで、SSDの長寿命を実現することをメリットとして訴求している(このあたりの解説は、こちらの記事で紹介している)。

 Vectorシリーズのラインアップは、容量別に512Gバイトの「VTR1-25SAT3-512G」、256Gバイトの「VTR1-25SAT3-256G」、128Gバイトの「VTR1-25SAT3-128G」を用意する。転送速度は、512Gバイトモデルと256Gバイトモデルに関しては、リード最大550Mバイト/秒、ライト最大530Mバイト/秒で、IOPS値は読み込み時で最大10万 IOPS、書き込み時で最大9万5000 IOPSと高い値となっている。128Gバイト版については、リード最大550Mバイト/秒、ライト最大400Mバイト/秒、IOPS値は、読み込み時で最大9万 IOPS、書き込み時で最大9万5000 IOPSと大容量モデルよりわずかながら性能が下がる。

 実売価格は、フラッグシップモデルだけあって高めに推移しており、512Gバイトモデルが4万9000円前後、今回紹介した256Gバイトモデルが2万4000円前後、そして、128Gバイトモデルが1万4000円前後と、PlextorのハイエンドSSD「M5 Pro」シリーズに近い価格帯になっている。

Vectorシリーズの主な仕様
製品名 VTR1-25SAT3-128G VTR1-25SAT3-256G VTR1-25SAT3-512G
容量 128Gバイト 256Gバイト 512Gバイト
フラッシュコンポーネント 25ナノメートルプロセスルール IMFT MLC
インターフェース Serial ATA 6.0Gbps(Serial ATA 3.0Gbpsも対応)
SSDコントローラ Indilinx Barefoot 3
DRAMキャッシュ 512Mバイト 1GB
シーケンシャルリード 最大 550Mバイト/秒
シーケンシャルライト 最大 400Mバイト/秒 最大 530Mバイト/秒
4KBランダムIOPSリード 9万 IOPS 10万 IOPS
4KBランダムIOPSライト 9万5000 IOPS
動作環境温度 0〜55度
消費電力 アイドル:0.9ワット、アクティブ:2.25ワット
本体サイズ 99.7(幅)×69.75(奥行き)×7(高さ)ミリ
重量 115グラム
付属品 3.5インチ変換アダプタ
保証期間 5年

kn_ventorrv_01.jpgkn_ventorrv_02.jpg SSD本体は2.5インチサイズで、厚みは9ミリタイプではなく、UltraBookなどでも使用可能な薄い7ミリ厚になっている

kn_ventorrv_03.jpgkn_ventorrv_04.jpgkn_ventorrv_05.jpg 基板の中央にある、Indilinxロゴと「IDX500M00-BC」を記載しているチップがコントローラの「Bearfoot 3」だ(写真=左)。その右にあるのがDDR3 SDRAのキャッシュメモリで、256Gバイトモデルでその容量は512Mバイトとなる(写真=中央)。基板の背面。使用されているフラッシュメモリは別メーカー調達というが、表面にOCZロゴを入れている(写真=右)

VectorとVertex 4で性能を比べたら?

 今回は新型コントローラBarefoot 3の実力を見るため、比較用に同じOCZのVertex 4「VTX4-25SAT3-128G」とPlextorのハイエンドモデルM5 Proシリーズの「PX-256M5P」を用意した。両製品ともコントローラはMarvel「88SS9187」搭載だが、容量が異なる。加えてLink_A_Media Devices(LAMD)のコントローラ「LM87800」を搭載したCorsairのNewtron GTX「CSSD-N240GBGTX-BK」も用意して、同じ条件で測定した。ベンチマークテストは「CrystalDiskMark 3.0.2e」と「HD Tune Pro 5.00」、「AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088」を実施。各製品のファームウェアは評価した2013年1月最新のバージョンに更新している。

テストに用いたシステム構成
CPU Core i7-3770K(3.5GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.9GHz)
マザーボード ASUS P8Z77-V(Intel Z77 Express チップセット)
メモリ Corsair Memory CMX4GX3M2A1600C9 PC3-12800(DDR3 1600MHz DDR3 SDRAM 2Gバイト×2枚)
システムSSD Intel SSD 330(容量128Gバイト)
OS 64ビット版 Windows 7 Ultimate SP1

kn_ventorrv_06.jpg 今回の評価作業で用意したSSD。比較用にこれらの製品を準備した。「VTR1-25SAT3-256G」「VTX4-25SAT3-128G」「PX-256M5P」「CSSD-N240GBGTX-BK」

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