Let'snoteはユーザーの声で進化する開発者もユーザーも欲張りだからこうなった(1/2 ページ)

» 2013年02月12日 14時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]

タッチアンドトライの説明スタッフに“おねえさん”より“おじさん”が多い理由

 このミーティングイベントの参加者は、パナソニックのイベント告知に応募したLet'snoteユーザーで、9日午前の部には10人が参加した。年齢は大学生から定年を迎えた人まで、また、PCを使い始めてから1年未満の初心者から20年以上のベテランまでと幅広い。

 パナソニックコンシューマーマーケティングジャパン本部AVCグループPCチーム チームリーダーの田鍋文雄氏は、パナソニックでは、以前からタッチアンドトライイベントなどでユーザーの意見を積極的に聞き続けていて、それぞれの第一線で活躍しているユーザーの意見がLet'snote開発に重要な役割を果たしていると述べた。「Let'snoteのタッチアンドトライイベントでは、ユーザーの意見を直接聞くために、開発や営業、そして、総務や経理といった直接関係しない部署の社員まで参加していました。普通、ユーザーイベントというときれいなコンパニオンの女性が来場者に説明しますが、むさくるしいおじさんが多かったのもそのためです」(田鍋氏)

 開発に携わるパナソニックAVCネットワークス社ITプロダクツビジネスユニットテクノロジーセンターLet'snote総括参事の坂田厚志氏とパナソニックAVCネットワークス社ITプロダクツビジネスユニット市場開発グループ商品企画チームLet'snote担当リーダーの井上剛志氏は、Let'snoteの歴史を振り返り、第1世代から第4世代にいたるまでの進化の過程とエピソードを紹介した。

パナソニックの田鍋氏(写真=左)、坂田氏(写真=中央左)、井上氏(写真=中央右)がLet'snote開発の歴史を参加したユーザーに説明した(写真=右)

 “すべてのビジネスマンのカバンにLet'snoteを”をキーワードに開発が始まった“第1世代”では、「とにかく軽量と長時間のバッテリー駆動の実現を優先」(坂田氏)してLet'snote R1が誕生したという。

 この極端ともいえる特徴が多くのユーザーに支持されたが、その後、“壊れやすい”というユーザーの声を受けて、第2世代では堅牢性能に取り組むことになった。しかし、ユーザーがどのような状況でLet'snoteを壊してしまうのかが不明だったため、ユーザーの生活で実際にLet'snoteにかかるかかる力を調べるために、開発者自ら東京の満員電車に乗り込んで測定した。その結果得た「100キロ重」の力に耐える堅牢性能を第2世代のLet'snoteは持つことになった。

 次世代の開発では、やはりユーザーから要求が多かった“高速なCPUの搭載”に挑んでいる。第2世代までのボディは低電圧版CPUの搭載を搭載したものだったが、Let'snote W7で導入していたファンを全面的に採用することで、通常電圧版のCPUを搭載するLet'snote S8が第3世代として登場した。

 第4世代では、使いやすさを追求、特に、カバンから出し入れしてもスムーズな薄型ボディの実現を目指すとともに、Windows 8の登場を想定してタッチ操作も考慮した新しいスタイルを考えている。それまでも、Let'snote C1やTOUGHBOOKシリーズなどでコンバーチブルモデルを開発していたが、より軽量薄型を可能にするシンプルな機構として、ダブルヒンジで液晶ディスプレイを360度開くLet'snote AX2が登場した。この開発途上において、レノボが同じ方式を使うIdeaPad Yoga 13を発表したが、Let'snote開発陣は[より薄くて軽いLet'snote AX2に自信を深めた]と井上氏は語っている。

ユーザーミーティングの会場には、歴代のLet'snoteが並んでいた(写真=左)。現在のLet'snoteシリーズ(写真=中央)。工場出荷時テストの内容も動画で紹介していた(写真=右)

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