デル史上最高の27型オールインワンPC――Adobe RGBカバー率99%の新型「XPS 27」が登場「Dell Graphic Pro」発表会(1/2 ページ)

» 2013年06月04日 15時14分 公開
[ITmedia]

クリエイター向けにAdobe RGBカバー率99%のIPSパネルを採用した液晶一体型モデル

新型「XPS 27」

 デルは6月4日、画像/動画編集用途に特化した「Dell Graphic Pro」の製品として、「XPS 27」と「XPS 8700」の2モデルを発表した。Dell Graphic Proは、Adobe製Photoshop Elements 11とPremier Elements 11をプリインストールしたクリエイター向けブランド。「手に入れたその瞬間から最高のクリエイティブ体験を」というコンセプトで、同社が2013年2月から展開している。

 同社マーケティングマネージャーの金秦英氏は、「一言で表すとXPS 27はデル史上最高の液晶一体型PC、XPS 8700はデルで1番売れている高性能デスクトップ」と紹介し、新モデルの特徴を解説した。

 XPS 27の特徴は大きく分けて3つ。まず1つが2560×1440ドットの高解像度を旧モデルから踏襲しつつ、さらにAdobe RGBカバー率99%のIPSパネルを採用した点だ。広い作業領域に加えて、広色域/色再現率の高さがクリエイティブユーザーに最適という。

 2つ目は最新世代のシステムを採用している点。CPUにTDP 65ワットの第4世代Coreプロセッサー「Core i7-4770S」(3.1GHz/最大3.9GHz)を搭載するほか、外部GPUとしてGeForce GT 750M(グラフィックスメモリ2Gバイト)を内蔵。また、本体背面にThunderboltポートを備えているのも目を引く。

 3つ目は洗練された外観。液晶ディスプレイのフレーム部までガラスで覆ったEdge to Edgeデザインや2つの関節で構成されるスタンドを用いることで、画面の角度を無段階で調節できる。このほか、オーディオ機能の改良やセキュリティチップ(TPM)の実装など、細かい変更点も見られる。

デル クライアント製品&ソリューションマーケティング本部マーケティングマネージャーの金秦英氏は、新型XPS 27「デル史上最高の液晶一体型PC」と紹介(写真=左)。柔軟性の高い多関節スタンドを継承(写真=右)。本体背面にThunderboltを搭載する(写真=右)

旧モデルとの違い(写真=左)。マーケティング統括本部の塚本陽子氏は、クリエイター向けの取り組み「Creative Award」(Dell Graphic Pro×ブレーン)を紹介。応募した作品がアワードを受賞すると、「Dell Graphic Pro」シリーズの広告制作権が授与される(写真=中央)。アドビシステムズの岩本崇氏が登壇し、「デザインマーケットに対するデルの本気度を感じる」とXPS 27を評価。静電容量式の10点マルチタッチに対応するXPS 27は指を使った直感的な操作ができると説明しながら、Adobe Illustratorの新機能である文字タッチツールや自由変形ツールのデモを披露した(写真=右)

 新型XPS 27のラインアップは、メモリ容量と光学ドライブで差別化した2モデルが用意される。標準のプラチナモデルは、Core i7-4770S(3.1GHz/最大3.9GHz)、8Gバイトメモリ、32GバイトSSD(キャッシュ)+2TバイトHDD、GeForce GT 750M(GDDR5 2Gバイト)、DVDスーパーマルチドライブという構成で19万9980円。プラチナ・大容量メモリモデルは、メモリを16Gバイトに、光学ドライブをBlu-ray Discドライブに変更して20万9980円となっている。

 インタフェースは、8in1メディアカードリーダー、USB 3.0×6、ヘッドフォン、マイク、HDMI入力、HDMI出力、Thunderbolt mini Displayport、ギガビットLANなど。IEEE802.11b/g/n対応無線LAN+Bluetooth 4.0モジュールを内蔵するほか、液晶上部にWebカメラとデュアルデジタルアレイマイクを搭載する。本体サイズは664(幅)×35.4〜78.2(奥行き)×492.2(高さ)ミリ、重量は約16キロ。

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