Googleが「Chromecast」を米国で発売――テレビにHDMI接続する小型ストリーミングデバイス価格は35USドル(3500円前後)

» 2013年07月25日 04時30分 公開
[ITmedia]
Googleの新デバイス「Chromecast」

 米Googleは7月24日(現地時間)、テレビなどのHDMI入力端子に接続するコンパクトな映像/音楽ストリーミングデバイス「Chromecast」を米国で発売した。価格は35USドル。Google Playのほか、amazon.comやBest Buyでも取り扱う。日本での展開は未定だ。

 USBメモリような外観をしたHDMI接続のChrome OS搭載デバイス。テレビやディスプレイのHDMI入力端子に接続し、オンライン上の動画(1080p対応)、静止画、音楽をストリーミング再生できる。IEEE802.11g/b/nの無線LAN機能を内蔵し、スマートフォンやタブレット、PCで再生制御を行う。YouTube(AndroidやiOS用のアプリ、もしくはPCのWebブラウザ)の「Cast」ボタンを押せば、Chromecastを接続したテレビに映像が映し出される仕組みだ。

 ChromecastでYouTubeの映像を再生したまま、スマートフォンの画面を切り替えてメールチェックを行ったり、スリープに移行することもできる。スマートフォンで再生していた映像の続きをテレビで視聴する(またはその逆)といった同期機能も持つ。

 YouTubeに加えて、Google Play Movieの映像、Google Play Musicの音楽、Google+の写真、Netflix、PandoraといったサービスのコンテンツをChromecast経由でテレビに表示できる。

 本体サイズは35(幅)×72(奥行き)×12(高さ)ミリ、重量は約34グラム。マルチプラットフォームに対応し、Android 2.3以降、iOS 6以降、Windows 7以降、Mac OS X 10.7以降、Chrome OSで利用できる。アプリをChromecast経由でテレビに表示するための開発用ツールとして、Google Cast SDKのデベロッパープレビュー版も公開する(Android、iOS、Chrome OS用)。

テレビのHDMI端子に接続して利用する(写真=左)。スマートフォンやタブレット、PCとワイヤレスで接続して操作でき、テレビにYouTubeなどのコンテンツを映し出せる(写真=右)
スマートフォンからYouTubeの動画をテレビで再生しながら、テレビの音量を調整するデモ(写真=左)。テレビでYouTubeを視聴しながら、再生操作をしたスマートフォンは画面を切り替えたり、メールチェックを行うことができる(写真=右)
Google Play Musicの音楽コンテンツもChromecast経由でテレビから再生できる(写真=左)。PCからGoogle+の写真をChromecast経由でテレビに表示した例(写真=右)
Chromecastが対応するサービスや対応OS(写真=左)。Google Cast SDKのデベロッパープレビュー版も配布する(写真=右)

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