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» 2013年09月04日 17時00分 UPDATE

最新PC速攻レビュー:「ThinkPad X240s」――スリム軽量ボディ+Haswell世代に進化した“頼れる”ビジネスモバイルPC (1/3)

“ビジネス”モバイルPC「ThinkPad X200」シリーズが、Haswell化+デザインチェンジで一新された。フルHDモデルの後日投入予定もさることながら、まずは先行販売したスタンダードモデルをチェックしよう。

[岩城俊介(撮影:矢野渉),ITmedia]
ココが「○」
・厚さ18ミリの薄型ボディにデザインチェンジ
・ThinkPadクオリティのキーボード
・Haswell世代への刷新、10時間クラスの実動時間
ココが「×」
・解像度は1366×768止まり(FHD追加は後日)
・トラックポイントボタン仕様の変更
・バッテリーがボディ内蔵仕様に

はじめに:タブレット共存を図るレノボの「PC+」戦略、これを担う新世代ThinkPadの1つのカタチ

ThinkPad X240s レノボ・ジャパン「ThinkPad X240s(20AJ0022JP)」

 先日、PC世界シェアトップとなった中Lenovoグループ。中でもビジネスでの利用シーンをストイックに追求し、かつ日本のレノボ大和研究所がリードして開発を行っているというThinkPadシリーズに、今昔ありとも「オレは語らせるとうるさいよ」というPCファンは多い。そんな層にレノボ・ジャパン「ThinkPad X240s」はどう響くだろうか。

 ThinkPad X240sシリーズは、これまでのThinkPad X200シリーズで採用した12.5型ワイドの液晶ディスプレイサイズはそのままに、PCシステムを開発コード名:Haswellことインテルの第4世代Core プロセッサー・ファミリーの仕様に刷新、さらに軽量スリムボディ(重量約1.3キロ、厚さ17.7ミリ)、長時間バッテリー(約11時間)、高速起動(SSD選択オプション)といったUltrabook規格にほぼ(※)準拠するポイントを押さえたクラムシェルスタイルのモバイルモデルだ(※タッチパネル搭載構成でUltrabook準拠となる)。

 店頭向けとする固定構成モデルに加え、同社直販サイトにて固定構成モデルをベースにCPU、メインメモリ容量、ストレージ容量と種類、指紋センサー、無線LANモジュールの種類、OSのエディション、オフィススイートの有無など、予算や好み、業務用途に応じて構成を変更してオーダーすることも可能だ。

 今回は「20AJ0022JP」を評価機に詳細をチェックする。同機の構成はCore i7-4500U、8Gバイトメモリ、128GバイトSSD、1366×768ドットIPS液晶ディスプレイ、Windows 8 Proとした比較的上位志向の仕様となる。

ボディと基本仕様:厚さ17.8ミリのスリムボディ、CPUは第4世代Core Uシリーズを採用

X240sの外観写真X240sの天面写真 プレーンなクラムシェルスタイルを継承した「ThinkPad X240s」。サイズは約305(幅)×208.5(奥行き)×17.7(厚さ)ミリ、実重量は約1.24キロだ。天面も心地よくフラット。ThinkPadロゴ類は「この位置から見ると正しい向き」になるよう、上下逆となった(写真=右)
photophoto 評価機は12.5型ワイド/1366×768ドット表示対応のIPS液晶ディスプレイを採用する。BTOメニューには1366×768ドットのTNとIPS、IPS+タッチパネルの仕様を用意。さらにフルHD(1920×1080ドット)解像度のIPS、IPS+タッチパネルのオプションも2013年末予定で選択できるようになる。フルHD希望の人はしばし期待して待とう!(写真=左)
キーボードは6列プレシジションキーボード+5ボタンクリックパッドの仕様。キーピッチは標準19ミリ、キーストロークはしっかり深めの約1.8ミリ確保している(写真=右)
X240s前面写真X240s後面写真 前面にインタフェース類はなく、ラッチもなくなった。ディスプレイは20度ほどまで閉じるとパタンと全閉する。背面もインタフェース類はない。下面を斜めに絞ってある部分がポイントだ
X240s左側面写真X240s右側面写真 左側面はDC端子、排熱口、アナログRGB出力(固定ネジ穴付き)、USB 3.0、Mini DisplayPort出力、右側面はマイク/ヘッドフォン兼用端子(3.5ミリ)、USB 3.0(電源オフチャージ対応)、SDメモリーカードスロット、SIMカードスロット(カバーのみ。残念ながら2013年9月現在、国内モデルはワイヤレスWAN内蔵仕様を用意しない)、有線LAN端子(ギガビット対応)、セキュリティロックポートが備わる。かなり薄型化されたが、ビジネスマシンとして有線LANポートとアナログRGBもしっかり内蔵するのは高ポイントととらえる人も多いだろう
X240sディスプレイフルオープンX240s ACアダプタ ディスプレイは180度まで開く。背面の絞り部分にディスプレイの下端を潜り込ませる造形の工夫で180度全開を実現した。薄型化の推進でディスプレイの開く角度が浅いモデルが増えている中、これは立派だ(写真=左) ACアダプタの出力仕様は20ボルト/2.25アンペア。ThinkPad X1 CarbonやHelixで採用したグループ共通角形端子の仕様となっている(写真=右)

ThinkPad X240s(20AJ0022JP)の主な仕様
製品名 ThinkPad X240s
メーカー レノボ・ジャパン
OS 64ビット版Windows 8 Pro
本体サイズ(幅×高さ×厚さ) 約305×208.5×17.7ミリ
重量(実測値) 約1.34キロ(1.24キロ)
画面サイズ(液晶方式) 12.5型ワイド(IPS)
アスペクト比 16:9
タッチパネル
デジタイザ
ディスプレイ解像度 1366×768ドット(約125ppi)
CPU(コア数/スレッド数) Core i7-4500U(2/4)
動作周波数 1.8GHz/最大3GHz
チップセット Intel QM87 Express
vPro
GPU CPU統合(HD Graphics 4400)
メモリ 8Gバイト(DDR3L/1600MHz 最大8Gバイト)
メモリスロット(空きスロット数) 1(0)
ストレージ(評価機実装) 128GバイトSSD(Samsung「MZ7TD128HAFV」)
ストレージフォームファクタ 7ミリ厚2.5インチサイズ(未確認 後日検証予定)
ストレージ接続インタフェース Serial ATA 6Gbps
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n(Dual Band Wireless-N 7260)
Bluetooth Bluetooth 4.0
NFC
有線LAN 1000BASE-T準拠
ワイヤレスWAN
キーボード 日本語JIS 86キー(6列プレシジションキーボード)
キートップ仕様・形状 アイソレーション(逆俵型)
キーピッチ 約19ミリ
キーストローク 約1.8ミリ
ポインティングデバイス トラックポイント+クリックパッド(5ボタンクリックパッド)
主なインタフェース USB 3.0×2(うち1つは電源オフチャージ対応)、アナログRGB×1、Mini DisplayPort×1、有線LAN、ヘッドフォン/マイクコンボ(3.5ミリ)、DC入力(角形)、720pWebカメラ(イン)
メモリカードスロット SDメモリーカード(SDXC対応)/MMC
SIMカードスロット ─(スロットは実装)
その他カードスロット
スピーカー(音質補正ソフトウェア) ステレオ(DOLBY HOME THEATRE v4)
マイク 搭載(モノラル)
指紋センサー 搭載
セキュリティチップ 搭載(TPM)
セキュリティロックポート 搭載
バッテリー動作時間 約11.8時間
バッテリー仕様 3セル・11.1ボルト/1930mAh×2
ACアダプタ実測サイズ 93×41×29ミリ(幅×奥行き×高さ)
ACアダプタ実測重量(本体のみ/ケーブル込み) 234グラム/301グラム
ACアダプタ出力仕様 20ボルト/3.25アンペア
ACアダプタ対応電圧 100〜240ボルト(50/60Hz)
DC端子形状 角形
プラグケーブル端子形状(ACアダプタ側) 2ピンメガネ型
防水/防滴 キーボード防滴あり
カラーバリエーション ブラック
オフィススイート ─(BTO対応)
価格 13万7900円から
発売日 2013年7月17日
「価格」は発売時の実売価格

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