「ゲームが動くまで全部面倒見ます」――ゲーミングPC「GALLERIA」はサポートに自信“FF XIV特需”でユーザー増加中

» 2013年09月13日 22時15分 公開
[池田憲弘,ITmedia]
photo サードウェーブデジノス PC本部企画部企画課 課長の冨岡功氏

 サードウェーブデジノスは9月13日、同社製ゲーミングPC「GALLERIA」に関する説明会を開催。ブランドの新しいイメージワードとして“GAME MASTER'S”を発表し、PCゲーム市場をリードしていくとアピールした。

 「GALLERIA」シリーズはさまざまなゲームタイトルの推奨PCを販売しており、今回の説明会では、ゲーミングPCへのこだわりや取り組みを紹介した。本ブランドがほかのゲーミングPCと異なる点について、同社 PC本部企画部企画課 課長の冨岡功氏は「GALLERIAはPCゲームが動くだけではなく、快適に遊べるということに重点を置いている」と強調する。そのために同社はマシンの品質、カスタマイズ、サポートに力を入れているという。

 マシンの品質については、PCケースへのこだわりを紹介。高い拡張性やGPUのSLI接続まで考慮したエアフロー、防音性と防振性が高いダブルエフェクトインシュレーターを採用する。

photophotophoto GALLERIAのPCケースはエアフロー(写真=左)、拡張性(写真=中央)を重視しており、防音性や防振性が高いダブルエフェクトインシュレーターを採用している(写真=右)

 BTOカスタマイズの種類にも注力している。冨岡氏によれば現行のGALLERIAは実に1兆通りを超えるカスタムが行えるという。「世界に1台だけのマシンを作りたいというユーザーにとってカスタマイズの豊富さは重要。パーツの中でも特にCPUグリスと電源にはこだわっている。シルバーグリスやダイヤモンドグリスも用意しているし、カスタムのラインアップにある電源は実際のゲーム環境を想定して、室温50度の環境下で240時間のテストを行っている」(冨岡氏)

photo 一般的なゲーム推奨PCでは、特定のゲームが始められるところまでがサポート対象となっているが、GALLERIAの場合、ゲームを快適に遊べるというところまでをサポート対象としている

 ゲームの快適な長時間稼働を実現するマシンに加え、サポートの手厚さもGALLERIAのウリだ。同社は推奨モデルを販売しているゲームについては、ユーザーが引っかかりやすいポイントやその対応策を事前にメーカーと話し合っておくことで迅速なサポートを実現している。「ゲームが動かないという相談に対して、ユーザーの周辺機器まで調査を行い、問題を発見した事例もあった」(冨岡氏)という。

 こうしたこだわりから、GALLERIAはPCゲームイベントでの採用例も多い。プロ棋士とコンピューターによる将棋対戦「電王戦」に機材を提供しており、「東京ゲームショウ2013」でもファンタシースターオンライン2の試遊台に採用された。冨岡氏は「ゲームへのこだわりやサポートの手厚さはどこにも負けないという自負がある。1人でも多くの人にPCでゲームをする楽しさを知ってもらいたい」と語る。ゲーミングPCの人気が熱を帯び、メーカー各社がそれぞれ施策を展開しているが、GALLERIAブランドの展開にも注目したい。

photophoto 説明会の会場には「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」推奨PCを中心に、GALLERIAブランドのゲーミングPCを展示していた
photophoto デスクトップPCも2種類を展示。一般的な個人向けPCにおいては、デスクトップPCの売り上げは落ちているが、ゲーミングPCについては、ファイナルファンタジーの“特需”もあり、売り上げは伸びているという

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