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» 2013年10月02日 20時30分 UPDATE

CEATEC JAPAN 2013:15.6型で3840×2160ドット、シャープの“ノートPC用”4Kディスプレイを見てきた

CEATEC JAPAN 2013のシャープブースには「Mebius Pad」のほかにも、ノートPC向けの4Kパネルや広色域の4Kパネルといった注目製品も展示されている。

[池田憲弘,ITmedia]

ノートPC向け4Kパネル、クリエイター向けノートに採用か

photo CEATEC JAPAN 2013のシャープブース

 CEATEC JAPAN 2013のシャープブースは、IGZO液晶搭載の10.1型Windowsタブレット「Mebius Pad」が目玉だが、そのほかにも最新のIGZOパネルを展示している。

 特に注目したいのはシャープが2013年9月下旬にサンプル出荷を開始したノートPC用の4Kパネルだ。15.6型ワイドで3840×2160ドット表示に対応しており、画素密度は約282ppiとなる。

 同社のブースでは60型、70型といった大画面の4Kテレビも多数展示しているが「同じ解像度ならば、パネルを小型化するほうが難しい。今回15.6型のパネルを量産できる段階になったが、今後は14型や13.3型といったモバイルPCに搭載できるサイズまで小さくできるよう開発を進めていきたい」(説明員)という。

photophotophoto ブースで展示されていたノートPC用の4Kパネル。写真を精細に表示できる
photophotophoto 猫のひげや(写真=左)、まぶたの上にある産毛もくっきりと表示される(写真=中央、右)

 大画面かつ高解像度の液晶ディスプレイということで、写真/動画/CGなどを扱うようなクリエイター向けの製品と相性がよさそうだ。パネル自体のコストも安くはないため「採用されるならハイエンドのモデルになるでしょう」(説明員)とのことだ。生産開始は2014年の2月なので、4K対応ノートPCの登場は早くても2014年の春モデル以降になりそうだが、期待して待ちたい。

プロ向け4K液晶ディスプレイも登場?

 同ブースでは広色域のIGZOディスプレイも展示していた。画面サイズは32型ワイドで4K表示(3840×2160ドット)に対応する。色域はAdobe RGBを99%カバーしており「カラーマネージメントが必要となるようなプロ向けのディスプレイとして実用化を目指しています」(説明員)とのことだ。

 PCのディスプレイとするには32型ワイドはやや大きい気もするが、解像度が高いためディスプレイを1個で済ませたい人には向くかもしれない。「どういった画面サイズが求められているのか、ということも含めて検討段階です」(説明員)という。

photophotophoto 32型ワイドのIGZOディスプレイ(右、3840×2160ドット)は、一般的なフルHD(1920×1080ドット)対応のテレビ(左)と比較して展示している(写真=左)。どちらも例として地図を写していたので、秋葉原駅周辺の画面を拡大して比較してみた。やはり4K対応のIGZOディスプレイのほうが文字がつぶれずきれいに表示されている(写真=中央、右)
photophotophoto 32型のタッチ対応ディスプレイ(写真=左、中央)や、色再現性や視認性を高めたMEMSディスプレイも展示している(写真=右)

 シャープブースにはこのほかにも、一般的なディスプレイよりも視認性や色再現性を高めた「MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ディスプレイ」も展示しているが、それについては下記の記事を参照いただきたい。

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