Nokia携帯部門買収、「Surface 2」の評価したい部分鈴木淳也の「まとめて覚える! Windows 8.1」(1/2 ページ)

» 2013年10月03日 13時00分 公開
[鈴木淳也(Junya Suzuki),ITmedia]
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MicrosoftによるNokia買収の意味を考える

Lumia 1020 NokiaのWindows Phone 8搭載スマートフォン「Lumia 1020」

 ここ最近、MicrosoftとWindowsに関する重大ニュースが立て続けに報じられている。Windowsの次期バージョンであるWindows 8.1の発売日が10月17日(日本時間)に決まったほか、MicrosoftによるNokiaの携帯部門買収、そしてSurfaceの次期モデル発表まで、非常に多岐に渡る感じだ。

 今月より「Windows 8.1登場に備える」と題して、これら一連のイベントが今後のMicrosoftやWindowsにもたらす影響を考察しつつ、Windows 8.1登場に向けた下準備や基礎知識をまとめていく。

 Windows 8.1発売もさることながら、今後のMicrosoftならびにWindowsの動向を考えるうえで重要になるのが「MicrosoftのNokia(端末部門)買収」、「Surface Pro/RT 2発表」そして「Microsoftのスティーブ・バルマーCEOの後任選定問題」の3つのトピックだ。


スティーブ・バルマーCEO スティーブ・バルマーCEO(BUILD 2013登壇時)

 単純に考えれば、MicrosoftがNokiaの携帯端末事業買収で「Lumia」シリーズなどWindows Phoneを含むデバイスの開発と販売にさらにまい進し、Surfaceと合わせて独自のエコシステムを構築していく──ことになる。

 さらにバルマー氏の後継には、こうしたデバイスと、それを結びつけるクラウド戦略を率いるのに適した人物を選ぶのが最適というわけだ。だが、そうも簡単にいかない点で、Microsoftが世界中に多くの顧客を抱える大企業だということを改めて認識できるといえる。

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