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» 2013年11月27日 06時00分 UPDATE

最新タブレット速攻レビュー(特大版):「Surface Pro 2」――Microsoft純正Windows 8.1タブレットの新旧モデルを徹底検証 (4/6)

[前橋豪(撮影:矢野渉),ITmedia]

実力テスト(1):第4世代Core搭載Ultrabookに匹敵する性能を確保

パフォーマンステスト

tm_1311_surface_pro2_47.jpg WinSATのスコア

 ここからは各種ベンチマークテストでSurface Pro 2とSurface Proの性能をじっくり比較していこう。

 今回入手したSurface Pro 2(128Gバイトモデル)の基本仕様は、Core i5-4200U(1.6GHz/最大2.6GHz)、Intel HD Graphics 4400、メモリ4Gバイト(デュアルチャンネル)、128GバイトSSD、64ビット版のWindows 8.1 Proといった内容だ。標準的な第4世代Core搭載のUltrabookとほぼ同じ構成となっている。

 条件をできるだけ合わせて比較するため、今回はSurface Pro(128Gバイトモデル)もWindows 8.1 Proにアップグレートしてテストした。まずはWinSAT(Windows 8.1で省かれたWindowsエクスペリエンスインデックスと同等のスコアが得られるWindows標準機能)のスコアだが、Surface Pro 2がCPUとGamingで0.3ポイント、Graphicsで0.1ポイント上回っている。プロセッサの世代交代によるCPU性能とグラフィックス性能の向上がわずかながら現れた。

 CPUの処理性能を計測するCINEBENCHのレンダリングテストは、登場したばかりの最新バージョンであるCINEBENCH R15と、他機種との比較用に1世代前のCINEBENCH R11.5を試したところ、いずれも良好な結果が得られた。Surface Pro 2はCINEBENCH R11.5のCPUスコアで2.51pts、CPU(シングルコア)スコアで1.16ptsをマークしており、Core i5-4200U(1.6GHz/最大2.6GHz)搭載のUltrabookに匹敵するCPU性能だ。

 Windowsタブレットの中には薄型軽量ボディに高性能な第3世代/第4世代Coreを詰め込んだ半面、放熱設計に余裕がなく、Turbo Boost 2.0がかかりにくくなり、CPUパフォーマンスを最大限に引き出せない製品も散見されるが、Surface Pro 2はスペックから期待できる通りの性能を発揮できている。ただし、Surface Proと比較すると、CPUスコアで3.7〜7.4%、CPUシングルコアスコアで7.4〜10.9%の伸びにとどまり、性能の差は小さい。

tm_1311_surface_pro2_48.jpgtm_1311_surface_pro2_49.jpg CINEBENCH R15のスコア(グラフ=左)。CINEBENCH R11.5のスコア(グラフ=右)
tm_1311_surface_pro2_50.jpg CrystalDiskMark 3.0.2のスコア

 今回テストしたSurface Pro 2が内蔵する128GバイトSSDはSK Hynixの「HFS128G3AMNB」、Surface Proが内蔵する128GバイトSSDはSamsungの「MZMPC128HBFU-000MV」だった。いずれもmSATAタイプのSerial ATA 6Gbps対応SSDだ。Surface Pro 2は、第4世代Core搭載機で採用例が増えつつあるM.2タイプSSDの採用を見送っている。

 ストレージ性能を計測するCrystalDiskMarkのスコアは、どちらもタブレット内蔵のSerial ATA SSDとして優秀な結果だが、1項目を除いてSurface Pro 2が勝った。シーケンシャルもランダムアクセスも全体的に高水準でバランスの取れたスコアで、第4世代Coreと組み合わせてWindows 8.1 Proを軽快に操作できる。もっとも、Surface Proも体感で差が分かるほどではなく、パフォーマンスは高い。

 PCMarkはWebブラウズやオフィス文書の編集、フォトレタッチ、動画のエンコードなど、PCの用途全般をシミュレートする内容だ。こちらも登場したばかりの最新バージョンであるPCMark 8と、他機種との比較用にPCMark 7を実行した。

 PCMark 8の結果は、動画エンコードなど負荷が高いCreativeスコアとSSD性能を計測するStorageスコアがほぼ同じで、比較的負荷が軽いHomeスコアで9.5%、Workスコアでは2.9%とわずかながらSurface Pro 2が優位に立った。PCMark 7もCreativityやStorageのスコアは差がついていないが、それ以外は少しずつSurface Pro 2が優勢で、総合スコアは7.3%上を行っている。このスコアはCore i5-4200U(1.6GHz/最大2.6GHz)と高速なSerial ATA SSDを搭載したUltrabookと同程度のパフォーマンスを意味する。

tm_1311_surface_pro2_51.jpgtm_1311_surface_pro2_52.jpg PCMark 8のスコア(グラフ=左)。PCMark 7 1.4.0のスコア(グラフ=右)

 3D描画性能を計測する3DMarkも実行した。DirectX 9相当となるIceStormのスコアは第4世代Core搭載機で不安定なので参考程度に見ていただきたいが、DirectX 10相当のCloud Gate、ゲーミングPC向けのFireStrikeともにSurface Pro 2が少しだけ上回り、CPU内蔵グラフィックスのIntel HD Graphics 4400で期待される描画性能がきちんと発揮できているのを確認できた。

 人気ゲームタイトルの「FINAL FANTASY XIV:新生エオルゼアベンチマーク キャラクター編」も試したところ、標準品質(ノートPC)、1280×720ドット、フルスクリーンの設定においてSurface Pro 2は3842(快適)というスコアが得られた。描画負荷がかなり高いタイトルでなければ、3Dゲームも意外に遊べる印象だ。

tm_1311_surface_pro2_53.jpgtm_1311_surface_pro2_54.jpg 3DMark 1.1.0(グラフ=左)。FINAL FANTASY XIV:新生エオルゼアベンチマーク キャラクター編のスコア(グラフ=右)

ベンチマークテストの概要

■パフォーマンステスト

  • WinSAT(PC総合評価)
  • CINEBENCH R15(CPU性能評価)
  • CINEBENCH R11.5(CPU性能評価)
  • Crystal Disk Mark 3.0.2(ストレージ性能評価)
  • PCMark 8(PC総合評価)
  • PCMark 7 1.4.0(PC総合評価)
  • 3DMark 1.1.0(3D性能評価)
  • FINAL FANTASY XIV:新生エオルゼアベンチマーク キャラクター編(3D性能評価)

※Windows 8の電源プランは「バランス」に設定


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