Acerは、米国・ラスベガスで開催されている展示会「2014 International CES」に合わせ新製品を発表。CESへのブース出展はなかったが、1月6日(現地時間)に開催された関連イベント「Digital Focus」の同社ブースで新製品3モデルを公開した。
「Iconia A1-830」は1024×768ドット表示対応+アスペクト比4:3の7.9型IPS液晶ディスプレイを搭載するAndroidタブレットだ。4:3のアスペクト比はアップルiPadシリーズと同様の正方形に近い比率で、Androidタブレットでの採用例は意外と少ない。よくあるAndroidタブレットよりも正方形に近い形状となっている。
プロセッサはインテルのAtom Z2560(1.6GHz)、メインメモリは1Gバイト、ストレージは16Gバイトフラッシュ。microSDスロット、リア500万画素/フロント190万画素のカメラを備え、OSはAndroid 4.2.1を採用する。
本体は8.15ミリ厚とかなり薄めで、8型クラスとしては比較的軽い重量約380グラムで金属素材を用いたボディを採用するのがポイントだ。バッテリー動作時間は約7.5時間と昨今のタブレット比ではやや短めだが、(アップルのiPad miniと似たデザイントーンのためもあろうが)デザインより受ける全体的な印象は悪くはない。発売は2014年1月中、価格は169ユーロ(日本円換算約2万4137円 2014年1月8日時点、以下同)前後を予定する。
もう1つ、7型サイズの「Iconia B1-720」は、129ユーロ(約1万8443円)と日本円換算で1万円台の価格帯となるAndroidタブレットだ。
ディスプレイは1024×600ドット表示の7型液晶。デュアルコア/1.3GHz動作のSoC、メモリ1Gバイト、ストレージ16Gバイトフラッシュ、OSはAndroid 4.2.1を採用する。SoCはコストメリットに優れるのARM互換プロセッサと思われる。
低価格志向にてベーシック層へ訴求するためか、シルバーとレッド、2色のカラーバリエーションも用意する。とはいってもフロントベゼル部分のみカラーを変更しているのみで、背面はどちらも同じ色だ。さらに、3Gモジュール搭載モデル「Iconia B1-721」も179ユーロ(約2万5591円)で追加する予定とのことだ(3Gモデルは、価格帯、国内LTEの普及度、やや低めの仕様を考えると、日本発売の可能性は低いと予想するが)。
2013年10月に発売されたChromebook(Chrome OS搭載マシン)「Acer C720」にカラーバリエーションモデルが追加される。
既存のメタリックグレイに加え、新色は白色がまぶしい「ムーンストーンホワイト」をまとう。仕様は従来モデルと変わりなく、CPUはCeleron 2955U(1.4GHz)、1366×768ドット表示+タッチ対応11.6型液晶ディスプレイ、メインメモリ2Gバイト、ストレージ32Gバイト、8.5時間動作のバッテリーなど。本体サイズは288(幅)×203.9(奥行き)×19.8(厚さ)ミリ、重量約1.4キロ。価格は249.99USドル(約2万6228円)
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