レビュー
» 2014年05月09日 22時00分 UPDATE

注目PCレビュー:「GE60 2PE-043JP」――高コスパなのに最新ゲームがサクサク!! Core i7+GTX 860M+SSD搭載15.6型フルHDノート (1/2)

サイコムが販売するMSI製ゲーミングノートPC「GE60 2PE-043JP」は、性能と価格の絶妙なバランスが光る注目モデルだ。新生FF14を快適にプレイしたいなら注目。

[後藤治(撮影:矢野渉),ITmedia]
ココが「○」
・フルHDでゲームを楽しめる性能
・キーボードや有線LANもゲーマー仕様
・価格と性能の絶妙なバランス
ココが「×」
・カスタマイズの自由度が低い

はじめに:性能と価格のバランスをとった高性能ゲーミングノートPC

og_ge60_001.jpg GE60 2PE-043JP

 サイコムといえば、エンスージアスト向けのハイエンドゲーミングPCに代表されるように、同社が厳選したこだわりのパーツを採用するBTOパソコンメーカーとしてよく知られている。ただしその一方で、ゲーミングノートPCのカテゴリにおいてはMSIの製品を販売してきた。

 今回紹介する「GE60 2PE-043JP」は、30万円超のモデルも並ぶゲーミングノートPCのラインアップでは、税込み16万4310円とコストパフォーマンスを重視したモデルだ。Core i7-4700HQ(2.4GHz/最大3.4GHz)とGeForce GTX 860M(GDDR5 2Gバイト)を組み合わせることで、価格を抑えつつ最新のPCゲームを快適に楽しめるだけの性能も備えた15.6型フルHDノートPCである。

 ブラックを基調としたデザインは、メタルの質感を演出するヘアライン加工を天面とパームレストに施し、本体側面をぐるりと囲う朱色のラインがアクセントになっている。ボンネットのような天面のわん曲したシルエットや中央に配置されたドラゴンのエンブレム(これはMSIのPCゲーマー向け製品に共通して使われるGシリーズを示すもの)がスポーツカーを連想させ、いかにも“速そう”な外観だ。

og_ge60_002.jpg ブラックを基調とした精悍なデザイン。側面の赤いラインがアクセントになっている

 また、見た目だけでなく、実際にゲーマー向けの工夫が随所に見られる。例えば、ユーザーの目を楽しませてくれるイルミネーションキーボードは、プロゲーマー仕様の周辺デバイスを多数手がけるSteelSeries製だ。剛性感のあるキーボードユニットや小気味よいキータッチはもちろん、Windowsキーをスペースの右側に移動してゲームプレイ中の誤操作を抑止したり、ゲーム中のショートカットで多用するCtrlやAltキーのスペースを広めにとるなど、細かいところまで配慮されている。

 ネットワークコントローラーにも低遅延/高レスポンスで定評のある「Killer E2200」を採用。ラグがゲームプレイに大きく影響してしまう対人型アクションゲームやFPSタイトルで真価を発揮するだろう。このほか、キーボード奥の左側にあるボタンをワンプッシュするだけで、システム全体の冷却効果を高め、夏場でも安定した動作を実現するCooler Boost機能など、MSIのGシリーズブランドでおなじみに機能もそろえる。

 基本スペックを見ていくと、メモリは8GバイトのDDR3-1600モジュールを1枚搭載。ストレージは性能とコストのバランスに優れた128GバイトSSDと1TバイトHDDの組み合わせだ。光学ドライブはBDコンボドライブ。液晶ディスプレイは1920×1080ピクセル表示に対応する15.6型ワイドサイズで、パネル表面を非光沢に仕上げている。写真などを表示した際の見栄えは光沢パネルに1歩譲るものの、そのぶん外光の映り込みが抑えられており、長時間ゲームをする人の中には目が疲れにくい非光沢パネルを好む向きも多いはずだ。

og_ge60_003.jpgog_ge60_004.jpgog_ge60_005.jpg CPUには4コア/8スレッドのCore i7-4700HQを採用。Turbo Boost時に最大3.4GHzで動作する(画面=左)。メモリは8GバイトでKingston製のモジュールが搭載されていた。なお、メモリのみBTOで最大16Gバイトにカスタマイズできる(画面=中央)。GPUはNVIDIAのモバイル向けGPU「GeForce GTX 860M」。Maxwellアーキテクチャを採用する最新GPUだ(画面=右)

 ゲーミングPCの要となるGPUは、Maxwell世代のGeFrce GTX 860M(GDDR5 2Gバイト)を採用。最新の800番台でもKeplerアーキテクチャを引き継ぐハイエンドモバイル向けのGeForce GTX 880Mや同870Mに比べると性能面では劣るものの、プレイするゲームタイトルによっては十分な性能を持つ。

 例えば、人気のMMORPG「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」は、比較的低スペックなPCでも“プレイ可能”だが、その世界観に没入できる品質で楽しみたいとなれば、やはりそれ相応の性能は要求される。かといって、30万円を超えるような高額なモデルはなかなか手が出しづらい(ちなみに、サイコムは同じMSIのGシリーズでGTX 880Mを搭載する17.3型モデルを30万7920円で販売している)。GE60 2PE-043JPのような“現実的な価格帯”の製品でどの程度のパフォーマンスを発揮できるか気になるところだ。

 次ページからベンチマークテストによる性能を見ていこう。

製品概要:スリムなシルエットのボディにゲーマー仕様のパーツを満載

og_ge60_006.jpgog_ge60_007.jpg 1920×1080ピクセル表示に対応する15.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載。非光沢パネルを採用するため外光反射が抑えられている(写真=左)。SteelSeriesの10キー付きゲーミングキーボードを搭載する。キーピッチは約19ミリ、キートップのサイズは15ミリ正方(いずれも実測値)。Windows 8.1搭載PCでゲーム中に誤ってWindowsボタンを押下し、プレイが中断されてしまうという事態を避けるため、Windowsキーが右Ctrlキーの左側に置かれている。また、キーボード奥左には、ファンによる冷却を優先させるCooler Boostボタンとキーボードバックライトのオン/オフボタンが並んでいる。タッチパッドの入力域は105(横)×70(縦)ミリ(写真=右)

og_ge60_008.jpgog_ge60_009.jpg 本体前面/背面。前面にはSDXC対応SDメモリーカードスロットのほか、キーボード奥の2基とあわせて計4基となるスピーカーが内蔵されている(写真=左)。本体背面側はバッテリーが装着されており、端子類はない(写真=右)。なお、本体サイズは383(幅)× 249.5(奥行き)×32.3〜37.6(高さ)ミリ、重量は約2.4キロ

og_ge60_010.jpgog_ge60_011.jpg 本体左側面/右側面。左側面手前からヘッドフォン、マイク、USB 3.0×2、HDMI出力、USB 2.0が並ぶ。右側面には手前からBlu-rayコンボドライブ、USB 2.0、アナログRGB出力、有線LANを搭載。なお、ワイヤレス機能としてIEEE802.11b/g/n/ac対応無線LANとBluetooth 4.0もサポートする

og_ge60_012.jpgog_ge60_013.jpg 液晶ディスプレイは写真の角度まで後ろに倒すことができる(写真=左)。ディスプレイ上部に130万画素Webカメラを内蔵する(写真=右)

og_ge60_014.jpgog_ge60_015.jpg メモリスロットやHDD、mSATAスロットへは本体底面からアクセスできる。評価機はSSDがSANDISK製(SD6SF1M128G)、HDDがHGST製(HTS721010A9E630)となっていた

og_ge60_016.jpgog_ge60_017.jpg キーボードバックライトを搭載。いかにもゲーミングノートPCらしい演出だ(写真=左)。ちなみにタッチパッドのドライバはElan製「Smart-Pad」。2本指を使った画像の拡大や縮小宇、回転など一通りの操作を実現できる(写真=右)

       1|2 次のページへ

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ITmedia PC USER に「いいね!」しよう