CPUの新製品で目立っていたのは、AMDの8コアモデル「FX-9590 Black Edition」だ。価格は3万8000円弱。2013年10月に登場した8コアモデル「FX-9370」(4.4GHz/ターボコア最大4.7GHz)の上位モデルで、動作クロックは4.7GHz/ターボコア最大5GHzとなる。TDPは同じ220ワットで、CPUクーラーは同梱しない。
入荷した複数のショップによると、ユーザーからの反響はまだほとんどない様子だ。某ショップは「何しろTDPが高すぎます。導入するなら、電源ユニットやマザーボード、ケース内空調を再点検しないといけないでしょう。そこまで手間やコストをかける価値を見いだす人がどれだけいるのか……。FX-9370が登場したときの空振りっぷりをみていると、やはり厳しいんじゃないかと思います」と手厳しかった。
対照的にユーザーの注目度が高いのが、新第四世代Core iシリーズの末尾“K”を担う「Devil's Canyon」だ。インテルの発表と同日にツクモ各店が販売予約を開始しており、TSUKUMO eX.では「まだ発売日も決まっていないのに、数日間で何件も予約をいただきました」という。予価は「Core i7-4790K」が3万9722円、「Core i5-4690K」が2万7518円となる。なお、Haswell Refreshの新ラインアップ「Pentium G3258」も8186円で予約受付中だ。
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