新年、“雅Project”のPCケースで和の心を知るiiyama PCの新ケースを愛でる

» 2015年01月05日 19時13分 公開
[ITmedia]

 国内PCメーカーであるiiyama PCから一風変わったPCが登場した。“雅(Miyabi)Project”と名付けられたこのPCが目指したのは、日本の伝統や文化を取り入れたという独特な外観。実際、本機を一目見れば、従来のPCからイメージするデザインとは異なることに気付くはずだ。

 ここでは、フォームファクター別にミニタワーとスリムタイプの2種類があるうち、より高性能な構成を選べるミニタワータイプの雅Project製品を写真で見ていこう。

“雅Project”デザインのミニタワーモデル。8万円台(税別)のエントリーモデルから、Core i7-4790や外部GPUを搭載したハイエンドモデルまで幅広いモデルが用意されている

 冒頭に「一目見れば気付く」と書いたが、雅Projectは特に奇抜なデザインというわけではなく、一般的なデスクトップPCのデザインである直方体のシルエットは踏襲している(むしろ保守的なデザインとさえ言っていいかもしれない)。

 特徴的なのは、8枚のパネルから構成されたフロントマスクだ。上のパネルの下端を下のパネルの外側に組んだ構造になっており、この段差によって落ちる影(横のライン)がデザイン上のアクセントとなっている。ケースデザインを手がけたYS designの担当者によると、これは日本建築の外壁でよく見られる鎧張りをイメージしたものだという。

前面パネルの内側に光学ドライブと各種インタフェースをそろえる

 また、細かくみると、パネル1枚1枚の表面に細かい縦じまの溝を切った仕上げが施され、光の加減でコントラストの強弱がつき、樹脂製パネルながら高級感を添えている。さらに、段差の下端に配置されたLEDによって作り出される陰影がいかにも“和”なテイストのデザインを作り出すことに成功している。

薄い黄色の柔らかな光を放つLED。同社のサイトからダウンロードできる「MIYABI LED Controller」と別売りのUSBケーブルを使うことで色を24色から選べる。ただし、標準色かシンプルな白色のほうがデザイン的にマッチしている

 このPCの利用シーンを考えると、蛍光灯の強い光源によってフロアの隅々まで光が行き届いたオフィスはそぐわない。逆に間接照明のみの寝室や、障子のある和室に置くと映えるだろう。雅Projectのケースは、自然光の陰影をデザインに取り入れた日本古来の建築や食器、伝統芸能の衣装を連想させるものがある、と言ったら言い過ぎだろうか。

障子を通した薄暗い室内に置くと雰囲気が出そう

 もう1つ、“和”をイメージさせるギミックとして目を引くのが、前面インタフェースの開口部だ。フロントパネル3段目の上部を軽く押し込むとパネルが開く構造になっているのだが、これが油圧ダンパーによって非常にゆっくりと動く。同社によれば、襖(ふすま)を開閉するときの“和式作法”に着想を得たとしているが、機能的に見てマイナスな要素(人によってはイライラするだろう)を思い切って取り入れているのが面白い。日々時間に追い立てられている仕事から離れて、書斎でゆっくりと自分だけの時間を過ごす、そんなときくらいは、こうしたギミックが楽しめる余裕を持ちたいものだと思う。

油圧ダンパーによってゆっくりと開閉する前面パネルがユニーク

 なお、評価機はCPUにCore i7-4790(3.6GHz/最大4GHz)を採用し、8Gバイトメモリと120GバイトSSD+1TバイトHDDのストレージ、DVDスーパーマルチドライブ、GeForce GTX 750を搭載したモデル「MD7200-i7-GX-DG7P」(税込み12万9579円)だが、240GバイトSSDとGeForce GTX 970を搭載した上位モデル「MD7200-i7-GXRM-DG7P」(税込み17万2779円)も用意されているほか、拡張ベイは5インチが3基(うち1つは光学ドライブ専用)、3.5インチが1基、シャドウベイが4基と拡張性も高い。落ち着いた雰囲気のメインマシンを探している人は、雅Projectデザインの製品を検討してみてはいかがだろうか。

本体左側面。ケースのサイズは約192(幅)×496(奥行き)×418(高さ)ミリで拡張性も高い。なお、評価機の電源ユニットには、80PLUS Silver認証モデルが搭載されていた

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