ワコムの最新液晶ペンタブ「Cintiq 27QHD」を漫画家が使う:大きいことはいいことなのか!?(4/4 ページ)

» 2015年01月06日 10時00分 公開
[山田胡瓜,ITmedia]
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多様なポジションを可能にするCintiq Ergo Stand

 Cintiq 27QHDは大画面と引き替えに卓上でかなりのスペースを占有する。今回、110(幅)×73(奥行き)センチの大きめの机に本体を設置してみたが、左右に多少のスペースはあまるものの、結局“Cintiq 27QHD専用机”になってしまって別の作業をするスペースは作れなかった。

 しかし、オプションの「Cintiq Ergo Stand」に本体を取り付けて使えば、設置の自由度は高まる。これは24HDが標準搭載していたスタンド機能と同じもので、ディスプレイを垂直に設置したり、あるいは机より手前に引き出したりできるようになる。スタンドはパドル操作で簡単にポジションの変更が可能だ。

「Cintiq Ergo Stand」を利用してみた

机より手前に引き出して使うといったことが簡単にできる

 垂直設置が可能になると、普段は通常のディスプレイと同じように使い、ペンタブレットとして使う際はディスプレイを寝かせて作業するといったことが可能になる。スタンドの台座自体が奥行き38センチと大きく、垂直ポジションでもそれなりに場所はとるのだが、大きな机であれば“Cintiq 27QHD専用の机”化は回避できるだろう。

垂直にディスプレイを設置することも可能だ


 以上、Cintiq 27QHDの使用感をレビューしてきた。大きな作業スペースが必要で、さらにディスプレイを1台で済ませたいという人にオススメできる製品だというのが筆者の感想だ。ExpressKey Remoteの採用により操作スタイルが自由になるなど、コツコツと付加機能が進化しているとも感じられた。

 一方で、液晶ペンタブレットとしての基本性能については、従来の大画面モデルからそれほど大きな変化は感じられない。13HDの発表時は、画素密度の向上や液晶面の視差軽減などでペンのダイレクト感が高まったことに感心し、同じような進化が大画面モデルにも起きると期待していただけにやや残念だ。個人的には大画面化よりも、今後はペンのダイレクト感を高める高画素密度化・視差軽減・読み取り精度向上といった進化を期待したい。

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