“3万円台前半”で1キロ切りのミニノートPC――「EeeBook X205TA」はどこまで使えるか?ファンレスで騒音もなし(4/4 ページ)

» 2015年02月12日 08時00分 公開
[鈴木雅暢,ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       

自由な発想が生み出した小型軽量マシン

 以上、EeeBook X205TAを一通りチェックした。タブレットのプラットフォームを使っていることのメリットは、小型軽量のファンレスボディと長時間のバッテリー駆動時間に現れている。特に後者は、一般的な低価格ノートPC向けプラットフォームを搭載した製品に対して優位性が高い。一方のデメリットは、主にインタフェースにある。ストレージがeMMCで、USB 3.0ポートがないことなどだ。

 そして最大の難所は、32Gバイトしかないストレージ容量だ。ここは意識して使い方を限定するか、自分で容量をやりくりする工夫が必要になるだけに、安価なPCとはいえ、入門者にはおすすめしづらい。分かるユーザーがお膳立てをしてあげれば、家族や友人の初心者でも使えるが、その場合でも定期的なメンテナンスは必要になるだろう。後継機が発売されるならば、このストレージ容量を是非強化してもらいたいものだ。

 冒頭でも述べたが、1キロを切る超軽量クラスのクラムシェルノートPCで、これだけ低価格で買える新品の機種は他にない。さらにファンレス、ロングバッテリーも兼ね備える。これはタブレットのプラットフォームでノートPCスタイルの製品を作るという自由な発想のたまものだ。

 いわゆる「普通の低価格ノートPC」ではないことに注意は必要だが、手軽に携帯できるWebブラウズ/テキスト入力マシンが欲しいならば検討に値する。

軽くて持ち運びやすいコンパクトボディ、ファンレスで騒音なし、そしてロングバッテリーと、EeeBook X205TAはモバイルで利用するサブノートに適している

スペック詳細:「EeeBook X205TA」

デバイスマネージャの画面。CPUをはじめ、タブレット向けプラットフォームを採用している

プリインストールのアプリケーション一覧。オフィススイートの定番であるMicrosoft Officeは非採用だが、互換性があるKINGSOFT Office 2013 Standardを備えている

「EeeBook X205TA」の主な仕様
製品名 EeeBook X205TA
メーカー ASUSTeK Computer
OS 32ビット版Windows 8.1 with Bing
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) 約286×193.3×17.5ミリ
重量(実測値) 約980グラム(948グラム)
画面サイズ(液晶方式) 11.6型ワイド(TN)
アスペクト比 16:9
タッチパネル
デジタイザ
ディスプレイ解像度 1366×768ピクセル(約135ppi)
CPU(コア数/スレッド数) Atom Z3735F(4/4)
動作周波数 1.33GHz/最大1.83GHz
チップセット CPU内蔵
vPro
GPU CPU統合(HD Graphics)
メモリ 2Gバイト(DDR3L/1333)
メモリスロット(空きスロット数)
ストレージ(評価機実装) 32GバイトeMMC(Hynix HBG4e)
ストレージフォームファクタ eMMC
ストレージ接続インタフェース eMMC
光学ドライブ
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n(Broadcom 802.11abgn Wireless SDIO Adapter)
Bluetooth Bluetooth 4.0
NFC
センサー
有線LAN
ワイヤレスWAN
キーボード 日本語87キー
キートップ仕様・形状 アイソレーション
キーピッチ 約18.5(縦実測約16.5ミリ)
キーストローク 非公開
キーボードバックライト
ポインティングデバイス タッチパッド(左右ボタン一体型)
主なインタフェース USB 2.0×2、MicroHDMI、ヘッドフォン/マイク兼用端子(3.5ミリ)、カメラ(イン30万画素)
メモリカードスロット microSDメモリーカードスロット(SDXC対応)
SIMカードスロット
その他カードスロット
スピーカー(音質補正ソフトウェア) ステレオ
マイク モノラル
指紋センサー
セキュリティデバイス
セキュリティロックポート
バッテリー動作時間 約11.3時間(JEITA 2.0)
バッテリー仕様 35ワットアワー
ACアダプタ実測サイズ(幅×奥行き×高さ) ※プラグ含まず 53×53×29ミリ
ACアダプタ実測重量(本体のみ/ケーブル込み) 129グラム(ケーブル直付け)
ACアダプタ出力仕様 19ボルト/1.75アンペア
ACアダプタ対応電圧 100〜240ボルト(50/60Hz)
DC端子形状 角型
プラグケーブル端子形状(ACアダプタ側) 直付け
防水/防滴
カラーバリエーション ダークブルー
オフィススイート KINGSOFT Office 2013 Standard
価格(税別) オープン(実売価格3万円台前半)
発売日 2014年12月12日
前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月13日 更新
  1. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  2. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  3. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  4. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  5. 3万円超でも納得の完成度 VIA対応の薄型メカニカルキーボード「AirOne Pro」を試す キータッチと携帯性を妥協したくない人向け (2026年03月12日)
  6. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  7. エンスージアスト向けCPU「Core Ultra 200S Plus」登場 Eコア増量+メモリアクセス高速化+バイナリ最適化でパフォーマンス向上 (2026年03月11日)
  8. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
  9. 高音質・良好な装着感・バッテリー交換式――JBLのフラッグシップ「Quantum 950 WIRELESS」は妥協なきヘッドセットか (2026年03月12日)
  10. M5 Max搭載「14インチMacBook Pro」がワークステーションを過去にする 80万円超の“最強”モバイル AI PCを試す (2026年03月13日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年