「Radeon R9 Fury」カードが登場! ……が、やっぱり極レア古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2015年07月21日 12時00分 公開

「人気が測れないくらい品薄です……」――Radeon R9 Furyカードの反響

 先週登場した新製品の中でとりわけ目立っていたのは、AMDの新GPU「Radeon R9 Fury」を搭載したグラフィックスカードだ。Sapphireからオリジナルクーラー搭載の「R9 FURY 4G HBM PCI-E HDMI/3DP TRI-X」が各ショップに入荷したが、入荷数の少なさから売り切れが続出した。価格は9万4000円前後から9万7000円前後。

TSUKUMO eX.に入荷したSapphire「R9 FURY 4G HBM PCI-E HDMI/3DP TRI-X」。7月17日に撮影

 Radeon R9 Furyは、6月末に登場したRadeon R9 Fury Xの下位にあたるGPUだ。ストリームプロセッサ数やコアクロックなどは上位に劣るものの、メモリの帯域幅を従来より大幅に広げるHBM(High Bandwidth Memory)技術の採用は共通しており、4096ビットの広帯域を実現している。メモリ容量は4Gバイト。

 入荷したTSUKUMO eX.は「R9 Furyは最初から各社のオリジナルクーラーモデルが出回る見込みです。R9 Fury X同様に狙っている人は少なくないと思いますが、いかんせん入荷数が少なく、今後の状況も読めないんですよね」とこぼしていた。

 注目度の高いモデルほど極端に入手性が低くなる最近のAMD関連の製品に業を煮やしている声は少なくない。別のショップは「面白い製品でみんなほしがっても、必要なときに商品がなく、今後のスケジュールも読めない。ものすごい機会損失ですよ。それを繰り返しているのがもどかしいですよね。応援しているだけに」ともらしていた。

パソコンSHOPアークの登録データ。取材時にはすでに売り切れて値札も見当たらない状況だった

R9 FURY 4G HBM PCI-E HDMI/3DP TRI-Xの基板。3連ファンを備え、カード長は306ミリとなる

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