11.6型モバイルノートPCが“3万円台”から買える! 優しいデザインと質感が魅力の「New Inspiron 11 3000」に迫るバッテリー駆動9時間以上の実力派(2/6 ページ)

» 2016年03月15日 06時00分 公開

丸みを帯びた、シンプルでポップなデザイン

 New Inspiron 11 3000の外観だが、筆者の第一印象はポップな若者向けというイメージで好感が持てた。価格から想像するようなチープさは感じられない。ボディーの4隅は丸みのあるデザインで、「XPS」シリーズのような直線的で“尖った”イメージとは対称的だ。シンプルでありながら“優しさ”を感じるフォルムだ。

New Inspiron 11 3000 優しいデザインのPCにありがちな「安っぽさ」は感じない

 天板は光沢仕上げで、中央部にDELLロゴ(グレーのプラスチック製ハメコミ部材)をあしらっている。形とアルペンホワイトのカラー共に見栄えがよく美しい。少し残念なのは、ロゴ中央部を軽く押すと、天板がしなってしまうこと。衝撃吸収をするようなメリットもあるかもしれないが、天板部分の強度や耐久面で気になるところ。また、米国や中国で展開している青色系のカラーバリエーション「バリブルー」を日本でも選べるようにして欲しいところだ。

New Inspiron 11 3000左側面 左側面。左より3.5ミリステレオミニ(ヘッドフォンとマイク兼用ポート)、USB 2.0、セキュリティスロット
New Inspiron 11 3000右側面 右側面。左より電源アダプターポート、HDMI、USB 3.0、microSDカードスロット
New Inspiron 11 3000右側面 日本では青系の「バリブルー」は展開せず

 ディスプレイはラッチレス構造でヒンジは硬め。個体差かもしれないが、片手での開閉はできなかった。ディスプレイ開放角度は0度から135度(カタログ値)。前面にインタフェースは配置しておらず、中央部タッチパッド付近に切れ込み、カーブを描く造形となる。

New Inspiron 11 3000 ディスプレイを最大まで開いたところ
New Inspiron 11 3000前面 前面
New Inspiron 11 3000背面 背面のヒンジ部分

 底面は少しザラつきのあるマット仕上げで、指紋が目立ちにくくグリップ性も高い。中央部には「inspiron」の文字が型押しで彫られ、さりげなくブランド名をアピールする。余談だが、Inspironの“I”は大文字でなく、小文字の“i”となっているので、今後のブランディングも気になるところ。

New Inspiron 11 3000 底部のinspironロゴ

 下部にはPCリサイクルラベルなど各種エージェンシーラベルが黒色シールで貼り付けられている。グレーのゴム足は4カ所でボディーの4隅に配置している。本体カラーにタンゴレッドを選択すると、ゴム足は本体カラーと同色となる。細かいところだが、エージェンシーラベルのサイズと色がデザイン上、マッチしていないのが少々残念だ。ラベルの貼り位置に長方形のへこみが底面に施されているが、ラベルサイズと一致せず黒色のラベルが目立ってしまっている。

 バッテリーやメモリスロットへのアクセスは、ユーザー自身で簡単にはできない構造でメインテナンス性は悪い(ただし、日本語のサービスマニュアルはWebで用意されている)。ベースカバーにパームレストとキーボードを固定している底面部のネジは計9カ所。中央部の1カ所のみネジキャップが用意している。

New Inspiron 11 3000 底部

 LEDランプのインジケーターは、カメラの動作ランプとCaps英数キーの2カ所のみだ。通電ランプや充電ステータス、ストレージのアクセスランプなどは省かれている。特に画面を閉じた状態で充電する時など、通電や充電のステータスランプがあった方が便利で安心なので、今後の改良に期待したい。

 付属の45ワットACアダプターは、サイズが95(幅)×40(奥行き)×26(高さ)ミリ、ケーブル込みの重量は274グラム(いずれも実測値)と、標準的なサイズと重量に収まっている。DCケーブルは細いが、ACケーブルが2重絶縁になっているため取り回しは良くない。

New Inspiron 11 3000 付属の45ワットACアダプター
デル株式会社

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2024年04月26日 更新
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