ビジネスモバイルの決定版となりうる王道モデル「ThinkPad T460s」の実力に迫るザ・ThinkPad(2/8 ページ)

» 2016年03月29日 06時00分 公開
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薄型軽量ボディに多数のインタフェースを装備

 ボディの具体的なサイズは、約331(幅)×226.8(高さ)×16.9〜18.8(奥行き)ミリである。重量はタッチパネルモデルでは約1.43キロ、タッチパネル非搭載モデルは約1.32キロとなっている(いずれも最軽量時)。評価機はタッチパネルモデルで、実測重量は1431グラムと、ほぼ公称値通りだった。

 ThinkPad X1 Carbonと決定的に違うのが、本体装備の端子類だ。3基のUSB 3.0ポート(1基は電源オフチャージ対応)にSDメモリーカードスロット(SDXC対応)、有線LANを標準装備し、ディスプレイ出力もMiniDisplayPortとHDMIと2系統を装備する。さらに、BTOではスマートカードリーダも追加可能だ。

右側面 右側面。手前側から、スマートカードリーダー、USB 3.0、MiniDisplayPort、HDMI、USB 3.0(電源オフチャージ)、有線LAN。一番奥にセキュリティロックスロット(通称ケンジントンロック)がある
左側面 左側面。手前側にSDメモリーカードスロット(SDXC対応)とヘッドセット端子が、奥側にUSB 3.0とDCコネクタがある
前面 前面
背面 背面

 同じような重量だったThinkPad X1 Carbon(2015)は、USB 3.0が2基で有線LAN端子とSDカードスロットのいずれも搭載していない仕様だっただけにアドバンテージは大きい。

 さらに強調できるのがメンテナンス性の良さだ。先代モデルも背面カバー全体を外して内部にアクセスできるようにはなっていたが、ネジを外してもツメが固くかみ合っており、メンテナンス性が良いとは言い難かった。今回はネジを8本から5本に減らし、かつネジを緩めるとカバーの間にすき間ができるように改良したことで、楽にカバーを開けられるようになっている。キーボードも底部にあるロックを操作するだけで外せるよう工夫されている。

天板はシンプルなデザイン 天板はシンプルなデザイン。しっとりとした手触りの表面処理がされている
底面 底面。5つのネジをはずすだけでカバー全体を外すことができる。ステレオスピーカーは底部にある。音響ソフトウェアとしてDolby Audio Premiumが導入されている。あまり大きな音は出ないが、特に不可もない印象だ
ACアダプタ 評価機に付属していたACアダプタは65ワット仕様だった。実測のサイズは、45(幅)×108(高さ)×29(奥行き)ミリ、ケーブル込みの重量は291グラムだった

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