富士通、富士通クライアントコンピューティング(FCCL)とLenovoは10月27日、グローバル市場におけるPCの研究・開発・設計・製造に関する戦略的な提携について検討を進めていることを明らかにした。
富士通は、2016年2月1日にPC事業をFCCLに分社化し、他社との協業を含めて事業展開についてさまざまな検討をしてきた。その過程で、東芝のPC事業やVAIOとの事業統合を検討する旨の一部報道もあったが、それは実現しなかった(参考記事)。
今回の戦略的提携の目的について、富士通とLenovoは「富士通のグローバル販売力、お客様サポート力、開発および製造能力と、レノボの卓越したオペレーションを融合し、ダイナミックなグローバル市場で戦うための成功モデルを目指すもの」であると説明している。
なお、今回の提携検討に当たり、富士通とLenovoは日本政策投資銀行による財務面と戦略面での支援についても協議を進めることにしている。
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