GeForce GTX 1080/1070の大ヒットが証明――まさしくVR元年だった2016年2016年のアキバを振り返る(前編)(1/4 ページ)

» 2016年12月30日 11時52分 公開
[古田雄介ITmedia]

年初に「GALAX VISION」、7月には専門店が続々オープン――VRの歩み

 2016年、年初のアキバ自作街で目立っていたのは、GALAXのVRギア「VISION Developer Edition」だった。価格は税込み5万5000円前後。1月下旬の発売に先駆けてデモ機を展示していたBUY MORE秋葉原本店(当時)は、「我々もかき集めているところでして、全容が見えてこないと何とも評価しづらいところがあります。ただ、現在は有力モデルでもみ合いせめぎ合いになっていますし、お客さんの注目度も高い。盛り上がってほしいですね」と話していた。

 年初からソニーがPS4用に「PlayStation VR」を開発しているニュースがアクセスを集め、GALAXのライバルといえるOculus VRの「Oculus Rift」も1月6日から9万円台半ばで販売予約を開始するなど、VRの周が元気だったのは確かだ。当時からは「今年はVR元年」といったコメントを聞いた。

GALAX「VISION Developer Edition」

BUY MORE秋葉原本店が設けていたVISION Developer Edition体験コーナー

ドスパラ パーツ館で売られているHTC「HTC Vive」

 それが2010年の「3D元年」のように期待を込めた言葉ではなく、実情に即したものになったのは、7月初旬にHTCからVRギア「HTC Vive」の店頭発売が始まった頃からかもしれない。税込み価格は10万8000円前後。直販サイトでは6月から国内発売がはじまっていた。

 HTC Viveの登場により、ツクモはパソコン本店IIIをVR専門コーナー「ツクモVR.」に切り替え、ドスパラ秋葉原本店の5階にはVR専門フロア「ドスパラ VRパラダイス」が作られた。また、ユニットコムのゲーミングPCショップ「LEVEL ∞HUB」のようにVRコーナーを設けるショップも複数現れた。

 年末、パソコンSHOPアークは「年初は開発者を中心に注目されていた感がありましたが、複数の体験コーナーができてアダルトVRエキスポが話題になった夏頃にコンシューマーの関心がグッと高まった感触があります。しかもまだ発展の余地が多分にあるんですよね」と手応えを口にしていた。

ツクモパソコン本店脇の角地にあるツクモVR.」

ドスパラ秋葉原本店の5階にできた「ドスパラ VRパラダイス」

パソコンSHOPアークのVR体験コーナー

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