13.3型モバイルで重さ約777g!! 富士通が2017年PC春モデルを投入【写真多数追加】

» 2017年01月17日 12時00分 公開
[ITmedia]

 富士通は1月17日、2017年PC・タブレット春モデルを発表した。店頭向けには、23.8型AIO「FH」シリーズ3モデル、15.6型ノートPC「AH」シリーズ3モデル、13.3型モバイルノート「UH」および「SH」シリーズ各2モデル、12.5型タブレット「RH」と「QH」シリーズ各1モデルの計12モデルを投入。1月19日より順次発売する。

LIFEBOOK UH 目玉となる重さ約777gの超軽量13.3型モバイルノートPC「LIFEBOOK UH75/B1」

4辺狭額縁デザインに生まれ変わったリビングPC「ESPRIMO FH」シリーズ

ESPRIMO FH ESPRIMO FHシリーズ

 23.8型液晶を搭載する一体型PC「FH」シリーズは、4辺狭額縁デザインを取り入れたのがポイント。23型の旧モデルよりもディスプレイを大型化しつつ、幅のサイズは544mmから542mmと省スペース化している。

 液晶ディスプレイは広視野角のIPS方式で解像度は1920×1080ピクセル。スピーカーも強化され、Pioneerと共同開発した3W+3W出力のスピーカーユニットを搭載する。液晶上部にはフレーム内部に格納できるWebカメラを内蔵する。

 ラインアップは3モデルで、最上位モデル「FH77/B1」はCPUにCore i7-7700HQを搭載し、4GBメモリと1TB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、3波対応テレビチューナーを搭載する。ミドルレンジの「FH53/B1」は、FH77/B1とほぼ同じだがCPUのみCeleron 3865Uに、下位モデルの「FH52/B1」はテレビ機能を搭載しない。

実売予想価格は、FH77/B1が21万4800円前後、FH53/B1が17万4800円前後、FH52/B1が16万4800円前後。

ESPRIMO FH 2色のカラーバリエーションを用意
ESPRIMO FH 発表会に展示してあった内部構造が分かるシースルーモデル
ESPRIMO FH 狭額縁ディスプレイが最大の特徴
ESPRIMO FH 狭額設計を支える技術(1)
ESPRIMO FH 狭額設計を支える技術(2)

約777gの超軽量13.3型ウルトラモバイル――新生「LIFEBOOK UH」シリーズ

LIFEBOOK UH 新デザインの「LIFEBOOK UH」シリーズ

 13.3型(1920×1080ピクセル)液晶を搭載するモバイルノートPC「UH」シリーズは、店頭向けに2モデルをラインアップ。天板にマグリチウム合金を採用したほか、筐体の薄肉成形化や基板の厚みの削減に加え、「ネジ1本まで0.01gで管理した」という徹底した軽量化で、約777g(UH75/B1)という超軽量ボディーを実現した。

 また、負荷のかかりやすいディスプレイのヒンジ部や開閉時に指がかかる天板部に補強材を入れるなど耐久性にも配慮。76cmの落下、振動、35kgfの1点加圧、200kgfの全面加圧といった試験をクリアする頑丈設計となっている。19mmピッチのキーボードは、タッチの重いキーと軽いキーを配置によって振り分けた2段階押下圧を採用。キーボード面右下に標準で指紋認証センサーも内蔵する。

 上位モデルの「UH90/B1」と下位モデルの「UH75/B1」は、ストレージとバッテリー容量、本体重量で差別化されている。UH90/B1はCore i5-7200U、4GBメモリ、256GB SSDという構成で重量が約913g、約17時間のバッテリー駆動が行える。一方、世界最軽量をうたうUH75/B1は、Core i5-7200U、4GBメモリ、128GB SSDという構成で重量は約777g、バッテリー駆動時間は約8.3時間だ。

 インタフェースは、SDメモリーカードスロット、HDMI出力、USB 3.1 Type-C、USB 3.0×2、ヘッドフォン/マイク、ギガビットLANなど。IEEE802.11ac対応無線LAN+Bluetooth 4.1を内蔵する。

 なお、カラーバリエーションは、ピクトブラックとサテンレッドの2色あるが、サテンレッドが用意されるのは下位のUH75/B1のみ。直販サイトWEBMARTのカスタムメイドモデルではCore i7-7500Uや最大12GBメモリ、最大512GB SSDなど上位のパーツを選択できる。発売日は2月16日。

 実売予想価格は、UH90/B1が19万9800円前後、UH75/B1が18万9800円前後。

LIFEBOOK UH サテンレッドのカラバリはUH75/B1のみ
LIFEBOOK UH UH75/B1はネジ1本まで管理して軽量・薄型化を徹底
LIFEBOOK UH UH75/B1の実機
LIFEBOOK UH 軽量化のための工夫
LIFEBOOK UH 発表会に展示してあった内部構造が分かるシースルーモデル
LIFEBOOK UH 薄型軽量で狭額縁の液晶ディスプレイ
LIFEBOOK UH 新旧モデルのバッテリー比較
LIFEBOOK UH 軽量化したキーボードユニット
LIFEBOOK UH 天板カバーは軽量のマグリチウム合金(右下)
LIFEBOOK UH 200kgfの全面加圧試験をクリア。発表会では実際にボディーの上に乗って頑丈さをアピール
LIFEBOOK UH UHシリーズとSHシリーズの比較

最新第7世代Coreを採用した「AH」シリーズと「SH」シリーズ

 15.6型スタンダードノートPC「LIFEBOOK AH」シリーズと、13.3型モバイルPC「LIFEBOOK SH」シリーズは、CPUにIntel最新CPUを搭載したのが大きな変更点だ。

 AHシリーズは、4K液晶を採用する最上位モデル「AH90」や、顔認証カメラ・NFCなどを搭載する「AH77」、ベーシックモデル「AH42」を春モデルとして投入し、継続販売される現行機と合わせて5モデル展開となる。実売予想価格は14万4800円前後から。

 SHシリーズも従来モデルを引き継ぎつつ、CPUに第7世代Core i5を採用し、DDR4メモリを搭載して基本性能を向上させている。実売予想価格は19万9800円前後から。

LIFEBOOK AHLIFEBOOK SH 15.6型「AH90/B1」と13.3型「SH90/B1」

LIFEBOOK AH LIFEBOOK AHシリーズの実機
LIFEBOOK AH LIFEBOOK AHのラインアップ

 一方、2つのスタイルで使い分けられる12.5型フルHDタブレット「arrows Tab RH77」は、春の新色としてゴールドカラーが追加された。

arrows Tab RHarrows Tab RH 12.5型タブレット「RH77/B1」

arrows Tab arrows Tabの実機(右下は旧モデル)
arrows Tab arrows Tabのラインアップ

※製品発表会の写真を多数追加しました(2017年1月17日18時)

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