随所に見える使い勝手の改善 「FMV」の2016年夏モデルは“ベーシック”に注目

» 2016年05月17日 20時00分 公開
[井上翔,ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 富士通からPC事業を分社化して2016年2月に発足した富士通クライアントコンピューティング。同社にとって初めての製品説明会が、5月16日に行われた。説明会では、同日に発表された個人向けPCの新製品のほか、4月21日に発表された法人向けPCの新製品が披露された。

 2016年夏の個人向けFMVは、ノート・デスクトップともに普及価格帯を担うベーシックモデルの刷新が主なポイント。さっそくチェックしてみよう。

新ボディーでキーボードが打ちやすくなった「LIFEBOOK AH42/Y」

 「LIFEBOOK AH42シリーズ」は、15.6型ワイド画面のLIFEBOOKのベーシックモデルという位置付けだ。2016年夏モデルではAH42シリーズのCeleronモデルが刷新され、「LIFEBOOK AH42/Y」として登場した。

 AH42/Yはボディーデザインを刷新。Core iシリーズのCPUを搭載する上位機種「AH45/X」(参考記事)と同じ外観となった。ボディーカラーはシャイニーブラック、ルビーレッド、プレミアムホワイトの3色を用意する。

LIFEBOOK AH42/Y 上位機種に近いボディーデザインとなった「FMV LIFEBOOK AH42/Y」。ボディーカラーはシャイニーブラック、ルビーレッド、プレミアムホワイトの3色

 具体的には、キーボード周辺が大きく変更されている。まず、キーボードユニットがボディーの内側からはめこむ形態に変更された。これにより、見た目が洗練された。また、キー自体も、押す指に合わせて重さを最適化する「3段階押下圧」、キートップに丸みを持たせる「球面シリンドリカルキートップ」、キーの奥側から手前側にかけて傾斜を持たせる「ステップ型キートップ配置」を採用することで文字の打ちやすさを向上している。「キーボードはPCでも一番使う部分。エントリー向けモデルでも上位モデル並みの打鍵感を実現」(説明員)した。

キーボードまわり 一番大きな変更点であるキーボードまわり。ボディーの内側からはめ込むようになり、見た目が洗練された

 また、内蔵スピーカーがオンキヨー製となり、設置位置をキーボード上に変更したことで見栄えと聞き取りやすさを向上した。また、ハイレゾ再生対応のイヤフォン出力端子も備えているので、ハイレゾ認証に合格したヘッドフォン・イヤフォンを接続してハイレゾ音源を楽しむことができる。なお、スピーカーはハイレゾ再生に対応していない。

快適性重視でデスクトップ用CPUを搭載した「ESPRIMO FH53/YD」

 「ESPRIMO FHシリーズ」は、23型ワイド液晶を搭載する一体型デスクトップパソコンだ。「ESPRIMO FH53/YD」は、地デジ・BS・CSデジタル対応のテレビチューナーを2つ搭載した普及モデルという位置付けだ。

ESPRIMO FH53/YD 普及価格帯の3波デジタルテレビチューナー内蔵の「FMV ESPRIMO FH53/YD」

 2016年春モデル「ESPRIMO FH53/XD」(参考記事)ではモバイルPC用CPUであるCeleron 2950M(2GHz、2コア2スレッド)を搭載していたが、FH53/YDではデスクトップPC用のCeleron G3900T(2.6GHz、2コア2スレッド)を搭載している。

 液晶一体型デスクトップPCでは、モバイルPC向けのCPUやマザーボードを利用することも珍しくない。しかし、FH53/YDでは「価格を抑えつつ、パフォーマンスを向上する」(説明員)手段として、あえてデスクトップPC用CPUを採用した。その効果はてきめんで、同世代のモバイルPC用CPU(Celeron 3855U)と比較して約1.6倍のパフォーマンスを確保できたという。

Celeron G3900Tは、Celeron 3855U比で1.6倍のパフォーマンスを実現 Celeron G3900Tは、Celeron 3855U比で1.6倍のパフォーマンスを実現

 テレビ機能はHDコンテンツの著作権保護技術「SeeQVault(シーキューボルト)」に対応し、録画した番組をSeeQVault対応のストレージに書き出せるようになった。市販のSeeQVault対応microSDを用意すれば、多くのAndroid端末で録画した番組を外出先でも楽しめる。

arrows NX F-02HはSeeQVault対応 富士通(現・富士通コネクテッドテクノロジーズ)製の「arrows NX F-02H」のmicroSDスロットはSeeQVaultに対応している。FH53/YDで録画した番組をSeeQVault対応microSDに書き出せばすぐに再生可能

 今回紹介した2機種は5月19日から順次販売を開始する。家電量販店での展示も予定しているので、PCの購入を検討している人は、ぜひ足を運んでみてほしい。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月24日 更新
  1. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  2. 若者向けのカラフルな新「Dell 14S」が日本上陸 11月1日まで4.5万円引きの14万9800円から (2026年10月22日)
  3. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  4. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  5. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  6. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
  7. 天空が12月25日に発売する「GPD WIN Max 3」国内正規版 実機に触れてきた (2026年10月23日)
  8. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  9. スマホは「バッグの中」から「外」へ AULUMUのスリングバッグ2種で移動時のプチストレスを解消した (2026年10月22日)
  10. PFUから33万円キーボード「HHKB Professional Elite」登場! 英語配列のみで有線特化の“原点回帰” 全世界300台限定 (2026年10月22日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー