PC USER Pro

「Windows 10 Fall Creators Update」の完成を見届けるか、その先の世界へ向かうか鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(2/2 ページ)

» 2017年08月28日 14時00分 公開
前のページへ 1|2       

Windows 10 SにWindows Insider Previewがやってくる

 現在、Windows Insider Programで提供されているWindows Insider Previewは「PC」「Mobile」「Server」の3つのカテゴリーだが、今回のBuild 16273では2017年5月に発表された新エディション「Windows 10 S」が新たに加わった。

 Windows 10 Sを簡単に言うならば、「Windowsストアアプリしか利用できない機能限定版のWindows 10 Pro」となる。

Windows 10 S 「Windows 10 S」はWindowsストアからダウンロードできるUWP(Universal Windows Platform)アプリのみが実行可能な(主に)教育分野向けのOS

 Insider Preview for Windows 10 Sの利用方法は、Windows 10 Sの正式版を導入した状態で、Windows Insider Programに参加するだけだ。MicrosoftはWindows 10 S用のインストーラーも提供しており、既存のWindowsからデータを引き継がずにインストールすることもできる。

 なお、このセットアップ用ツールを実行できるのは、Windows 10 ProまたはWindows 10 Enterpriseのみとなる。

ReFSがWindows 10 Pro for Workstations専用に

 2017年秋にリリースされる予定のWindows 10新エディション「Windows 10 Pro for Workstations」についても新情報が入ってきた。中核機能の1つである「ReFS(Resilient file system)」について、Microsoftがこっそりとサポートポリシーを変更したのだ。

 以前に「Paint」アプリをプリインストールから削除した件で話題となった「Features that are removed or deprecated in Windows 10 Fall Creators Update(Windows 10 Fall Creators Updateで削除または非推奨となる機能)」というドキュメントにおいて、新たに「ReFS」の項目が追加され、「削除」の部分にチェックボックスが入っている。

 現在、ReFSはWindows 10の全てのエディションで利用可能だが、Fall Creators Update以降のアップデートを適用すると「読み書き」のみが可能で「作成」はできなくなる。ReFSの作成機能が提供されるのは、Windows 10 EnterpriseとWindows 10 Pro for Workstationsのみだ。それ以外のエディションについては、作成済みのReFSボリュームには継続してアクセス可能だが、新規作成や再構成が行えなくなるので注意したい。

ReFS Fall Creators Updateで削除される機能に8月17日付けでReFSが加えられている

 これは、Windows 10 Pro for WorkstationsをFall Creators Updateで提供するのに合わせて、既存エディションとの差別化のために実施した変更とみられる。

 Windows 10 Enterpriseはボリュームライセンスのみの提供で、一般ユーザーが直接手を出せる製品ではない。Windows 10 Pro for Workstationsは現時点でライセンス価格が公表されていないものの、Windows 10 Proより高額になるのは確実で、両者の線引きのためにReFSの位置付けを明確にしたのだろう。

 ちなみに、ReFSそのものは一般ユーザー向けの機能ではなく、ほとんどの場合は使えなくても差し障りないと考えられる。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月13日 更新
  1. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  2. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  3. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  4. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  5. 3万円超でも納得の完成度 VIA対応の薄型メカニカルキーボード「AirOne Pro」を試す キータッチと携帯性を妥協したくない人向け (2026年03月12日)
  6. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  7. M5 Max搭載「14インチMacBook Pro」がワークステーションを過去にする 80万円超の“最強”モバイル AI PCを試す (2026年03月13日)
  8. 新品は絶滅、中古は高騰──「令和にMDを聞きたい」と願った筆者が、理想の再生環境を整えるまでの一部始終 (2026年03月13日)
  9. エンスージアスト向けCPU「Core Ultra 200S Plus」登場 Eコア増量+メモリアクセス高速化+バイナリ最適化でパフォーマンス向上 (2026年03月11日)
  10. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年