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» 2018年04月14日 00時00分 公開

AMDが第2世代「Ryzen」発表 早速中身をチェックするぞ!

デスクトップ向けの第2世代Ryzen、「Ryzen 5/7 2000」シリーズ。

[石川ひさよし,ITmedia]

 AMDは1月のCES 2018で明らかにしていた通り、第2世代「Ryzen」を発表した。ラインアップは「Ryzen 7 2700X」、同「2700」、「Ryzen 5 2600X」、同「2600」の4モデル。4月19日に発売される。

 米国での価格は329ドル〜199ドルとなる見込み。AMDが2020年までサポートすると公言するように、Socket AM4を採用しており、従来のチップセットでもファームウェアのアップデートで対応可能とみられる。

※記事初出時、一部モデル名の記載に誤りがありました。おわびして訂正します(2018年4月16日15:00訂正)
第2世代Ryzen登場

 この発表にあわせて、編集部もRyzen 7 2700X、およびRyzen 5 2600Xを入手したので、早速中身をチェックしていこう。

編集部に届いた評価キット
早速開封していく

 第2世代Ryzenは、Ryzen 7が8コア・16スレッド、Ryzen 5が6コア・12スレッドと、基本的に第1世代Ryzenと同じコア・スレッド数で、大幅な内部レイアウトの変更はないものと見られる。

 キャッシュ容量もRyzen 7が20MB、Ryzen 5が19MBで、AMDはL2とL3を合わせた容量を発表しているため、ここも第1世代Ryzenと変わらない。ただし、コードネーム「Zen+」となる第2世代Ryzenでは、先の14nmプロセスルールから12nmプロセスルールへと進化する。

評価キットボックスにはRyzen 7 2700XとRyzen 5 2600Xの2つの箱が入っている

 最上位となるのがRyzen 7 2700Xだ。x800番台は欠番となるが、動作クロックは定格が3.7GHz、最大4.3GHzと、先代Ryzen 7 1800Xのそれと比べて100MHzずつ引き上げられている。この点でパフォーマンスの向上が期待される。

 一方、TDPが105Wへと10W引き上げられている点には多少注意が必要だろう。また、Ryzen 7 1800Xには当初CPUクーラーが付属しなかったが、Ryzen 7 2700Xでは新型CPUクーラーの「Wraith Prism」がバンドルされる。

評価キットには製品版と同じボックス版と、キーフィーチャを記したリーフレットが入っていた。これはRyzen 7 2700Xのもの
Ryzen 7 2700X CPU
付属する新設計のWraith Prism CPUクーラー
側面には回転数を変更するものと見られるL/H(ローとハイの切り替え)スイッチと、その反対側に2つのLED制御用ケーブルのためのコネクターが用意されていた
USB 2.0で接続するためのケーブルと、一部のメーカーがLED製品用に採用している特殊な4ピン接続ケーブルが同梱されていた

 Ryzen 7 2700は、Ryzen 7 2700Xよりもクロックを抑えたモデルでOC非対応モデルとなる。定格は3.2GHz、最大4.1GHz駆動で、TDPは65Wとなる。バンドルされるCPUクーラーは、LED対応の「Wraith Spire」。

 Ryzen 5の上位モデルとなる2600Xは、定格が3.6GHz、最大4.2GHz。第1世代のRyzen 5 1600Xと比べると定格は同じで最大側が200MHz引き上げられている。TDPは95Wでここは変わらない。バンドルされるCPUクーラーは「Wraith Spire」。下位モデルのRyzen 5 2600は定格が3.4GHz、最大3.9GHzでTDPが65Wとなる。バンドルされるCPUクーラーは「Wraith Stealth」。

こちらはRyzen 5 2600Xのボックスとリーフレット
Ryzen 5 2600X CPU
Wraith Spireが付属する。こちらはシンプルにファン電源用の4ピンケーブルのみだ

 CPUにあわせて、AMD X470チップセットも発表されている。X470についてのハイライトは、第2世代Ryzenの高クロック動作に最適化された電源回路、エキサイティングな新設計マザーボード、そして「StoreMI」技術をバンドル、という3点だ。

 1番と2番については、新しいチップセットなので、電源回路を最適化していることは当然であるし、より新しいデザインであることは当然だろう。キモとなるのは3番だろうか。

 StoreMI技術は、インテリジェントなストレージ・ソフトウェアと説明されている。そこまで詳細に触れられていないが、SSDの速度とHDDの大容量を組み合わせ1つとしたもので、高速かつ管理が簡単であることがハイライトとのこと。

 AMDは1月時点でEnmotusと協業し「FuzeDrive for Ryzen」と呼ぶ似たような技術を発表しているが、これとの違いは不明。ただし、FuzeDrive for Ryzenが19.99ドルからだったのに対し、StoreMI技術は「フリーダウンロード」と記載されている。

 現時点での発表では、第2世代Ryzenのラインアップとクロック、TDP等の仕様、そして新チップセットの存在が明らかになった。PC USER編集部では、追ってRyzen 7 2700XおよびRyzen 5 2600Xの性能をベンチマークテストで評価していく。詳細なレビューに期待してほしい。

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