仕事にもプライベートにもPCを使う人を「プロシューマー」と定義し、その生産性(作業効率)の向上を目指したLAVIE Pro Mobile。仕事でノートPCを使う際に重要となる「キーボード」と「スピーカー」の改善にも取り組んでいる。
キーボードは、文章を打つ際に非常に重要な“道具”。筆者も含め、PCで一番使う部位である人も少なくないだろう。
LAVIE Pro Mobileでは、15型モデル並みのキーサイズとキーピッチを確保。その上で、打鍵時の押し下げ力を調整し、キートップに文字の摩耗を防ぐと同時に指触りを改善する「プレミアムUVコーティング」を施した。本体カラーに合わせてキートップの文字色を変えているのもポイントだ。
スピーカーは、最近のノートPCの注力分野の1つとなっている。動画や音声を含むプレゼンテーション資料が増えたことや、ビデオ会議で相手の声を聞く機会が増えたからだ。
プロシューマー向けのLAVIE Pro Mobileも、その点は抜かりない。スピーカーの出力を従来比で2倍の「2W」とした上で、ヤマハのサウンドシステム「AudioEngine」にミーティングモードを実装。1人で使うときはもちろん、多人数で使う場合も音声を聞き取りやすくした。ミーティングモードの実装は、NECPCとヤマハが共同で行ったという。
その他、SSDを原則としてPCI Express(NVMe)接続で統一し、データの読み書きパフォーマンスを向上(※1)。電源キーに指紋センサーを併設することで、ログインの手間を省くこともできるようになった。Web直販モデルでは、外出先での仕事が多い人を想定してLTEモジュールも搭載できる(※2)。仕事道具としてのオプションが充実した格好だ。
※1 Web直販モデルで選択できる128GB SSDは、Serial ATA接続
※2 Core i5/i7モデルで選択可
このように、LAVIE Pro Mobileは、従来の「世界最軽量競争」から一線を画し、実用性を重視する方向に舵を切った。もちろん、Hybrid ZEROから培ってきた「軽量」を捨てたわけではない。実機を見れば、「軽くて便利」を目指していることはよく分かる。
NECPCの「方針転換」を受けて、他の国内メーカーはどう動くのか。目を離せない。
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