家庭内モバイルPC「LAVIE Home Mobile」誕生 11月28日発売

[井上翔，ITmedia]

　NECパーソナルコンピュータ（NECPC）は11月28日、14型モバイルノートPC「LAVIE Home Mobile」を発売する。店頭販売モデルの想定販売価格はCore i3モデルが14万4480円前後、Core i7モデルが18万4800円前後となる。

　このモデルをベースとするNEC Direct（Web直販）専用モデル「LAVIE Direct HM」も同日から出荷を開始する予定で、最小構成の標準販売価格は11万6000円前後となる見通しだ。

LAVIE Home Mobile（ネイビーブルー）

LAVIE Home Mobile（パールホワイト）

店頭販売モデルの概要

　LAVIE Home Mobileは「家の中で持ち歩く『家なかモバイル』」（関係者）をコンセプトに据えて開発された新シリーズ。家庭内で使うことを想定し、コストパフォーマンスを重視したモバイルノートPCに仕上がっている。

　店頭販売モデルはCore i3-8145U（2.1G〜3.9GHz、2コア4スレッド）を搭載する「HM350/PA」と、Core i7-8565U（1.8〜4.6GHz、4コア8スレッド）を搭載する「HM750/PA」の2種類のスペックを用意し、それぞれネイビーブルーとパールホワイトのボディーを選択できるようになっている。

　メインメモリはDDR4-2400規格のSO-DIMMで、Core i3モデルには4GBのモジュールが1枚、Core i7モデルには8GBのモジュールが1枚標準で搭載される。換装することで最大16GBまで拡張可能だ。

　ストレージはPCI Express接続のSSDで、容量はCore i3モデルが256GB、Core i7モデルが512GBとなる。光学ドライブは搭載していない。ディスプレイはフルHD（1920×1080ピクセル）の14型液晶を備えている。ディスプレイ上部には約92万画素のWebカメラを搭載する。

全モデルでPCI Express接続のSSDを搭載。パフォーマンスを重視している（写真はイメージ図）

　ポート類は、左側面にUSB 3.0 Type-A端子×2、イヤフォン出力／マイク入力コンボ端子を、右側面にSDメモリーカードスロット、USB 3.1 Type-C端子、HDMI出力端子、Ethernet（有線LAN）端子と電源端子を備える。USB 3.1 Type-C端子には電源入力（USB Power Delivery）や映像出力（DisplayPort Alternate Mode）といった機能は非対応だ。

　Wi-Fi（無線LAN）はIEEE 802.11ac／a／b／g／n対応で、11ac規格利用時の最高通信速度は1.73Gbps（HT160対応アクセスポイントにおける理論値）だ。Bluetooth 5.0にも対応しており、Bluetooth接続のマウスが1つ付いてくる（ネイビーブルーには「ブラック」、パールホワイトには「ホワイト」が付属）。

　満充電からのバッテリー稼働時間（JEITA 2.0基準）は、Core i3モデルが約9.5時間、Core i7モデルが約9時間となる。

　OSはWindows 10 Home（64bit版）をプリインストールし、Microsoft Office Home & Business 2019のライセンスも付属する。ボディーサイズは326.8（幅）×226（高さ）×19.4（厚さ）mm、重量は約1.5kg（本体のみ）だ。

Web直販モデルの概要

　LAVIE Direct HMは、一部の構成をカスタマイズして購入できる。

　店頭販売モデルにない要素としては、主に以下のものが挙げられる。

• 限定ボディーカラー「パールブラック」を選択可能
• CPUに「Celeron 4205U（1.8GHz、2コア2スレッド）」や「Core i5-8265U（1.6G〜3.9GHz、4コア8スレッド）」を選択可能
• 16GBメモリ（最大容量）を搭載可能
• 1TB SSDを搭載可能
• Windows 10 Pro（64bit）をプリインストール可能
• 「Officeなし」や「Office Personal 2019」付属を選択可能
• 「Bluetoothマウスなし」を選択可能（ありの場合はカラーを選択可能）

Web直販モデル限定のパールブラック