電子マネーの決済情報をFOMA網で――NECが機器間無線通信サービス

» 2010年01月14日 21時44分 公開
[ITmedia]

 NECは1月13日、電子マネー決済情報の送受信に対応する機器間無線通信サービスの提供を開始した。無線通信にはドコモのFOMA網を活用する。

 このサービスは、24時間365日稼動で複数の電子マネーに対応し、会員サービスやポイント/クーポンなどのマーケティング用データ、電子マネー決済データなどの送受信に対応する同社の「マーケティング&ペイメント基盤サービス」のサービスメニューとして追加されるもの。新たにマシン間コミュニケーション用に回線を用意し、電子マネー決済データなどの各種データを送受信する。

 データの送受信には、ルータ/HUB機能を備えたNEC製のマルチポートルータを使用。このマルチポートルータは、自販機や券売機などを最大3台まで束ねて接続でき、近隣の複数機器で1本の回線を共用できる。通信料についてはマシン間用途に特化した定量/定額サービスを提供するため、コストを抑えた運用が可能としている。

Photo システムイメージ

 同サービスは、自動販売機を運営する企業の任意団体「日本自動販売協会」(JAMA)が「JAMA電子マネー化共同プロジェクト」で導入を開始しており、今後3年間で10万台の自販機が接続される見込みだ。

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