京セラコミュニケーションシステムが6月をめどに、MVNOを支援するMVNE事業に参入すると発表した。
MVNO市場は、利用者のニーズに合わせてカスタマイズしたサービスを提供できるなど、ビジネスの多様化が期待できることから、参入企業が増加傾向にある。
その一方で、事業の開始にあたっては通信事業特有の設備や運用技術、ノウハウなどが必要となるなど、新規参入を目指す企業にとってハードルが高い面もあることから、KCCSはMVNE事業への参入を決めたという。
同社は2002年にMVNO事業に参入しており、これまで培った実績を生かしてインフラを提供する考え。サービス当初はUQコミュニケーションズのUQ WiMAX網でのサービスを提供する予定で、将来は3G網やモバイルWiMAX網などのモバイル通信網にNGNなどの固定通信も含めたマルチキャリア対応のネットワークプラットフォームを提供する計画としている。
支援サービスでは(1)通信キャリアとの接続による、コアネットワーク・認証システムなど、MVNOに必要なインフラ(2)ユーザーからの申し込み受付からアカウント発行、端末登録から開通までを行える運営支援システム(3)MVNO運営に関わる各種業務の代行サービス を提供する。
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