調査リポート
» 2011年08月30日 17時21分 UPDATE

調査リポート:ユーザーの7割超が「スマホはなくてはならないもの」

クロス・マーケティングがスマホユーザーを対象に行った調査で、74.5%が「スマホはなくてはならないもの」と回答したことが分かった。情報収集しやすい点が高く評価され、コミュニケーションの活性化にもつながっているという。

[ITmedia]
Photo OS別シェアと所有年数

 クロス・マーケティングがスマートフォンユーザーを対象に行った調査から、74.5%が「スマホはなくてはならないもの」と回答したことが分かった。情報収集しやすい点が評価され、コミュニケーションの活性化にもつながっている。

 調査によると、所有するスマートフォンのOSは、iOSが56.7%、Androidが43.0%で、OS別での所有年数は、iOSユーザーは6カ月以上が80%、Androidユーザーは6カ月未満が60%以上となっている。

 スマートフォンの使用シーンは、平日、休日ともに「休憩中」という回答が最多となった。また「起床時」「就寝前」の利用も多い。1日の平均使用時間は、平日、休日ともに「1時間ぐらい」が最も多かった。

 使い始めたあとのスマートフォンに対する評価は、「情報収集しやすい/スピーディに情報収集できる」(51.9%)が最多となり、「遊び道具である」(42.6%)、「PCの代わりに使っている」(41.7%)が続いた。

 使い始める前の期待と使用後の感想を比較すると、「操作が簡単」(使用前が13.6%、使用後が25.4%)、「時間を効率的に使える」(使用前が29.6%、使用後が36.3%)の2点が使用前の期待を大きく上回っている。これに対して、「新しい経験ができた(できる)」「格好いい」「PCの代わりに使っている(使う)」という項目は、使用前の期待を下回った。

 スマートフォンの必要性については、ユーザーの74.5%が「生活する上でなくてはならないもの」と考えており、スマートフォンを使用するようになって「ネット上でのコミュニケーション量が増えた」と回答した人は35.5%となった。

Photo スマートフォン利用前の期待と利用後の実際

Photo スマートフォンの利用に伴うコミュニケーション量の変化(左)と、スマートフォンの必要性(右)

アプリのダウンロード、9割が「価格を重視」

 スマートフォン購入後に自分でダウンロードしたアプリの本数は、無料アプリでは「0本から20本未満」が、有料アプリでは「0本」が約半数を占めた。しかし、一部ユーザーが大量にダウンロードしているため平均ダウンロード数は、無料アプリが31.2本、有料アプリが3.4本となった。

 普段利用している無料アプリのジャンルは、「ゲーム」「交通/地図」「ニュース/天気」が上位を占めている。満足度はすべてのジャンルで70%以上となっているが、特に満足度が高いのは「交通/地図」「ニュース/天気」「コミュニケーション」「音楽」「通話」だった。

 普段利用している有料アプリは、「ゲーム」(38.9%)の利用率が他のジャンルに比べて圧倒的に高く、満足度は無料アプリと同様、すべてのジャンルで70%以上となった。なお「音楽」は普段の使用率は上位にならなかったものの、「満足」という回答率が高かった。

 有料アプリをダウンロードする際、「価格」を重視するかどうかを聞くと、「重視する」と回答した人が51.8%、「やや重視する」が36.3%と、合わせて約9割が価格を重視していることが分かった。アプリストアの情報で重視するのは「評価コメント(内容)」が81%で最多となり、以下「内容が理解できる説明文があること」が74.7%、「イメージ画像があること」が74.3%となった。

 今後の充実を期待するアプリケーションのジャンルは「ゲーム」が37.4%、「交通/地図」が31.4%、「ビジネス」が29.2%となった。「交通/地図」「ビジネス」の有料アプリは、ダウンロード数は少ないものの活用度が高い傾向があり、コンテンツベンダーにとっては有料でのダウンロードが期待できるジャンルといえそうだ。

Photo アプリの平均ダウンロード本数

ユーザータイプ別の利用動向は

 スマートフォンユーザーを利用タイプ別に分けてそれぞれのプロフィールを見ると、全体の36.3%を占める「趣味・実益派」は30代男性ビジネスマンが多く、時間を効率的に使える点が使用前の期待を大きく上回った。また15.0%を占める「エンタメ派」は女子大学生が多く、情報収集しやすい点が期待を上回っている。

 「つながり重視派」(12.6%)は女子大学生が多く、コミュニケーションジャンルの無料アプリの活用頻度が高い。各タイプの中でもっともスマートフォンを「生活する上でなくてはならないもの」と考えており、スマートフォンの活用でネット上のコミュニケーション量が増えている。

 「お仕事中心派」(10.1%)は、男性、特に30代から40代のビジネスマンや大学生が多く、有料アプリの平均ダウンロード数が多いのが特徴。時間を効率的に使える点が使用前の期待を大きく上回っている。「ゲーム機代用派」(8.2%)は、20代以下の就労者男女に多く、有料、無料ともにアプリの平均ダウンロード本数が多い。

 「通話・メール中心派」(17.8%)は専業主婦に多い。Androidユーザーの比率が半数を超えており、アプリは無料、有料ともにダウンロード数が少ないのが特徴。平均使用時間も30分未満と短く、全タイプの中でもっとも、スマートフォンを“他の何かでも代用できるもの”と考える傾向が高かった。

Photo スマートフォンユーザーのタイプ別分類

sa_rt01.jpgPhoto ユーザータイプ別の利用動向の特徴


 この調査は5月20日から同22日まで、スマートフォンをプライベートで利用しているユーザーを対象に実施したもので、有効回答数は1250サンプル。

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