iPhoneユーザー、アプリの利用実態は調査リポート

» 2011年06月07日 15時57分 公開
[富永ジュン,ITmedia]

 アスキー総合研究所が、iPhone利用者の実態調査の結果を発表した。調査結果は、2010年11月末から12月中旬にかけて1万人を対象に実施した「MCS(メディア&コンテンツ・サーベイ) 2011」のデータから、iPhoneユーザーに関するデータをまとめたものとなっている。

 MCS 2011全回答者におけるiPhone所有率は3.2%。少ないようにも見えるが、携帯電話の普及台数が1億2000万台に達している一方で、iPhoneの国内販売数は年間約300万台規模であることや、iPhoneからiPhoneへの買い替えがあることなどを考慮すると妥当な数字だとアスキー総合研究所は分析している。なお、2011年6月時点では5%前後になることが予想されるという。

 iPhoneユーザーの月額利用料金は平均6335.5円で、携帯電話・PHSユーザーの5268.7円を約1000円上回っており、特に5000円〜7000円未満のユーザーの比率が高い。これは、iPhoneユーザーのパケット定額サービス加入率が75.0%と、ソフトバンクモバイルの携帯電話ユーザー(39.2%)の2倍近いことが要因と考えられる。

Photo フィーチャーフォンユーザーとiPhoneユーザーの月額利用料金

 無料アプリの平均インストール数は月4.2点。有料アプリをインストールしたことがあると回答したのは約6割で、平均インストール数は月0.9点となった。継続利用しているアプリの点数については、「5〜9点」「10〜19点」との回答が全体の4割を占める一方、「50〜99点」も2割を占め、平均は約28.7点となった。世代別では30代、ユーザー属性ではFacebookユーザー(平均約43.8点)やUstream/ニコニコ生放送ユーザー(平均47.2点)など、ソーシャルメディアのヘビーユーザー層の利用点数が多かった。

Photo 有料アプリと無料アプリの平均インストール数
Photo 継続利用しているアプリの数

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