凸版印刷は1月中旬から、スマートデバイス向けのペーパーレス会議システムを提供する。システムはコンテンツ作成・配信ソリューションの「HandyBinder」をベースに開発している。
HandyBinderは、インフォテリアが提供するサービスで、PDFやMicrosoftのPowerPoint、Excel、Wordで制作したコンテンツを、タブレット端末やスマートフォン向けに配信するためのソリューション。制作者がHandyBinderサイトに作成したデータをアップロードすると、スマートデバイス向けに自動で変換され、利用者のスマートデバイスから閲覧可能になる。
ペーパーレス会議ソリューションは、HandyBinderを2010年から採用してきた凸版印刷が、その運用ノウハウを基にペーパーレス会議の導入コンサルティングから企画・運用までをトータルでサポートするもの。
機能面ではPDFファイルへの手書きメモ機能を追加したほか、MDMサービスとの連携による端末管理・盗難紛失対策機能や端末の個体認証、アクセス権のコントロールなどのセキュリティ機能を用意した。
価格は、ASP版は利用容量500Mバイト/ユーザー数500IDで月額2万円。追加容量500Mバイトごとにプラス月額2万円となる。500ID以上、またMDMサービスの利用費は別途必要。パッケージ版は、自社サーバで運用する場合、専用サイトライセンス費用が180万円、年間保守費用が27万円。ユーザー数は無制限だが、MDMサービスの利用費は別途かかる。
なお、凸版印刷がペーパーレス会議ソリューションを試験導入した結果、導入前に社内会議で発生していたコピー用紙や印刷費用、運用人件費を年間で85%削減できる試算になったとしている。社内アンケートでも会議出席者の80%以上がペーパーレス会議に対して「満足」と回答しているという。
凸版印刷のペーパーレス申込書発行システム、タブレット端末に対応
申込書はiPadに手書きで――凸版印刷がソリューション発売
電子チラシのプッシュ配信機能を「Shufoo!」が提供、料金は成果連動型に
凸版印刷と関西学院大学、iPadで学ぶeラーニングシステムを共同開発
凸版印刷、スマホ向けカタログアプリ制作サービスを開始Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.