機動性の高いテストプラントで“ネットワーク新時代”に対応――エリクソン・ジャパン

» 2012年05月21日 21時52分 公開
[ITmedia]
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 エリクソン・ジャパンは、モバイルネットワークのテストプラントを新横浜から横浜オフィスに移設し、「エリクソン・ジャパン・テスト・エンバイロンメント」として運用を開始した。

 新たなテストプラントは、商用サービスとして提供する前の各種サービスの検証、ソフトウェアの検証や統合試験、運用中のネットワークやサービスのサポートなど、エリクソンが提供するネットワークやサービスの検証を行うための施設。エリクソンが持つグローバルのテスト環境と接続して多様な検証が行えるといい、スウェーデンの本社で行っている研究開発の一部は、日本でのクオリティを高めるために、同時進行で行っているそうだ。

 先進的な市場であり、新たな技術やサービスの素早い展開が求められる日本において、通信キャリアのニーズに迅速に応えられるようテスト環境を設計。外の電波を遮断するシールドが張られた端末テスト用ラボや、LTE用のラボ、LTEとW-CDMAの統合テスト用ラボ、ターミナル総合試験用のラボなどが用意されている。

 テストラボはスペースを有効利用するためにフリーアドレス制を採用。別のオフィスからリモートアクセスして各種のテストを行えるようにするなど、緊急の案件に素早く対応できるようにしているのも特徴の1つだ。

 「設備をより効率的に使えるようにする仕組みを作りこんでおり、新横浜の施設に比べて“効率よく、広範囲にわたる検証ができる”設備に変わった。モバイル業界は動きが早く、さまざまな課題や問題を解決するためには、メンバーがすぐ集まって、さまざまなことを素早く決めていく必要がある。そのためにも、オフィスはわれわれ自身が機動性とスピード感をもって働ける場であることが重要になる」(説明員)

Photo デモルーム。フリーアドレス制を採用しているため、PCが常駐することはない。壁にはタッチパネル対応のホワイトボードが設置されている

Photo シールドを張った端末テスト用ラボは3つ。メディア向けの「VoLTE」のデモもここで行われた。天井には各種のセンサーが設置され、人がいないときには自動で部屋の明かりが消えたりする

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