日本のケータイユーザー、いまだ7割超がフィーチャーフォンを利用――コムスコア調べ調査リポート

» 2012年08月21日 19時36分 公開
[ITmedia]

 日本のケータイユーザーの4人に1人がスマホ利用者に――。コムスコア・ジャパンの調査で、全携帯電話利用者の23.5%にあたる2400万人超がスマートフォンを利用していることが分かった。

 2011年12月に16.6%だったスマートフォンの浸透率は、2012年6月に23.5%に達したが、依然、7割超がフィーチャーフォンを使っていることになる。2012年は、一般層のスマートフォンへの移行が進むといわれており、7900万のフィーチャーフォンユーザーを巡る通信キャリアの競争はさらに激化しそうだ。

Photo スマートフォンの浸透率推移

 スマートフォン利用者のOS別シェアは、Android OSが64.1%と過半数を占め、32.3%のiOSが続く。マイクロソフトのWindows Phoneは3.2%にとどまった。

 携帯電話(スマートフォンとフィーチャーフォン)のメーカー別シェアは、シャープが22.6%でトップとなり、13.6%のパナソニック モバイル、11.8%の富士通、8.9%のNECカシオコミュニケーションズ、7.9%のソニーモバイルが続いた。

 モバイルコンテンツの利用傾向については、ブラウザ(50.8%)よりアプリ(54.7%)を利用する傾向が若干高く、約3割(29.9%)のユーザーは端末で検索を行っているという。

Photo スマートフォンのOS別シェア
Photo 携帯電話のメーカー別シェア
Photo モバイルコンテンツの利用動向

 この調査はコムスコア・ジャパンが携帯電話の包括調査データベース「モビレンズ」を通じて、携帯電話利用者の最新状況に関する2012年6月までの3カ月平均のリポートを分析したもの。調査は携帯電話契約者5000人以上を対象に毎月、実施している。

 なお、モビレンズの調査はメイン端末を対象としており、サブ機の端末はデータの数値に含まれない。

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