日本のケータイユーザーの4人に1人がスマホ利用者に――。コムスコア・ジャパンの調査で、全携帯電話利用者の23.5%にあたる2400万人超がスマートフォンを利用していることが分かった。
2011年12月に16.6%だったスマートフォンの浸透率は、2012年6月に23.5%に達したが、依然、7割超がフィーチャーフォンを使っていることになる。2012年は、一般層のスマートフォンへの移行が進むといわれており、7900万のフィーチャーフォンユーザーを巡る通信キャリアの競争はさらに激化しそうだ。
スマートフォン利用者のOS別シェアは、Android OSが64.1%と過半数を占め、32.3%のiOSが続く。マイクロソフトのWindows Phoneは3.2%にとどまった。
携帯電話(スマートフォンとフィーチャーフォン)のメーカー別シェアは、シャープが22.6%でトップとなり、13.6%のパナソニック モバイル、11.8%の富士通、8.9%のNECカシオコミュニケーションズ、7.9%のソニーモバイルが続いた。
モバイルコンテンツの利用傾向については、ブラウザ(50.8%)よりアプリ(54.7%)を利用する傾向が若干高く、約3割(29.9%)のユーザーは端末で検索を行っているという。
この調査はコムスコア・ジャパンが携帯電話の包括調査データベース「モビレンズ」を通じて、携帯電話利用者の最新状況に関する2012年6月までの3カ月平均のリポートを分析したもの。調査は携帯電話契約者5000人以上を対象に毎月、実施している。
なお、モビレンズの調査はメイン端末を対象としており、サブ機の端末はデータの数値に含まれない。
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