ウィルコムの個性派PHSを内線電話として使える――。リンクは3月1日から、同社のクラウド型FMCサービス「BIZTEL モバイル」の対応端末に、ウィルコムのPHSを追加した。
BIZTEL モバイルは、物理的なPBX装置をクラウド化することで、企業向けFMCサービスの低コスト化と短期間での導入を実現したサービス。導入時の設備コストを抑えられるほか、企業側が導入後のメンテナンスを行う必要がないため、運用コストも抑えられるのが特徴だ。
新たに、固定電話に割り当てられる電話番号である「0AB〜J番号」に対応したのも大きなポイント。例えば取引先にPHSから電話をかけた場合でも、先方にはPHSの070番号ではなく企業の代表番号が表示され、折り返しの電話が個人のPHSにかかってしまうことを防ぐことができる。
また、固定電話にそっくりな「イエデンワ」、Wi-Fiルータ機能と通話機能を併せ持つ「PORTUS」、バッテリーをスマートフォンに給電できる「ENERUS」などの個性派PHSを内線電話として利用できるのも便利な点だ。
利用にあたっては6万3000円と端末1台あたり1050円(端末サービス料)の初期費用が必要で、月額料金は3万1500円と端末1台あたり945円(端末サービス料)がかかる。利用を開始するまでの期間は、最短で申し込みから8営業日。
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