世界初、モバイルバッテリーになるPHS「ENERUS WX03S」Bluetoothでスマホと連携も

» 2012年11月01日 12時10分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 ウィルコムは11月1日、PHSとして世界で初めてモバイルバッテリー機能を搭載したセイコーインスツル製端末「ENERUS WX03S」を発表した。12月13日の発売を予定している。

photo 「ENERUS WX03S」。カラーはエメラルド、レッド、ホワイト、ブラックの4色

 ENERUSは1700mAhと大容量のバッテリーを搭載したモデルで、最大待受時間は約1100時間(約45日間に相当)、連続通話時間は最大約14時間という長時間駆動が特徴。さらに、モバイルバッテリー機能により、スマートフォンやUSB対応機器へのUSB給電(USB-A 出力:DC 5V/最大500mA)が行える。外部機器への給電時は、ENERUS本体のバッテリー残量(10〜90%)や給電時間に応じて自動的に電力供給をストップでき、ENERUSでの通話やメールに十分なバッテリーを残すことができる。

photo 底面にUSB-A端子を備え、5V/500mAの電力供給が可能。本体への充電はとなりのMicro USBで行う

 またBluetooth機能も搭載し、スマートフォンや携帯電話との連携も可能。ENERUSをスマートフォンの子機として接続して、スマホの電話番号による発信/着信が行える。さらに、Bluetooth親機としての機能も備えた。カーナビやハンズフリー機器とリンクするだけでなく、スマホの音楽プレーヤーをワイヤレスで操作することもできる。

 通話のほか、ウィルコムのEメールとライトメールに対応。POP3/SMTPを使ったそれ以外のEメールにも対応している。赤外線通信機能は備えるが、カメラ、Webブラウザ、外部メモリは搭載していない。

 W-VALUE SELECTを利用した場合のウィルコムストア一括販売価格は2万9520円。分割購入では1230円×24カ月(新規、機種変問わず)。ただし、月980円のW-VALUE割り引きが最大24カ月間、合計2万3520円受けられるため、2年間利用した場合の実質負担額は250円×24カ月の6000円になる。

「ENERUS WX03S」の主なスペック
機種名 ENERUS WX03S
サイズ(幅×高さ×厚さ) 約50×124×13.6ミリ
重さ 約111グラム
連続通話時間 約14時間
連続待受時間 最大約1100時間(45日間に相当)
カメラ
外部メモリスロット
メインディスプレイ 約2.4インチQVGA(240×320ピクセル)液晶
サブディスプレイ
赤外線通信
Flashプレーヤー
Bluetooth Ver.2.1+EDR
Java
着うた
ボディカラー ホワイト、ブラック、ブルー
発売日 2012年12月13日

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