KDDIが6月下旬から、クラウド型PBXサービス「KDDI 仮想PBXサービス」の提供を開始する。PBXをオフィス内に設置することなく内線機能を利用でき、運用/管理にかかるコストも低減できるという。
大企業向けに提供するサービスで、各企業ごとの専用設備を利用したプライベート型クラウドにより、セキュアな環境で利用可能。内線番号の管理や電話機の増減などの運用管理をKDDIに任せられ、企業内の負担も軽減できる。
これまでのセントレックス型PBXサービスでは電話回線とPBX接続用のデータ回線が必要となっていたが、KDDIの固定電話サービスのみでIP電話サービスと内線機能をまかなえるようになる。また、「KDDI ビジネスコールダイレクト」と併用することで、auのフィーチャーフォンやスマートフォンとも内線による通話が可能になる。
利用料金は、内線単位の月額利用料として、企業ごとに個別に見積もるが、1拠点あたり1000台で利用する場合の料金は、1IDあたり2800円程度になるという。
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