KDDIは1月25日、中小企業のスマートフォン導入を支援するサービスを発表した。選べる端末(iPhoneやAndroid、Windows Phone)、選べるネットワーク(固定網と無線網)を生かしたサービスを提供し、幅広い法人顧客の獲得を狙う。
4月1日から提供する「ベーシックパック」は、中小企業がスマートフォンを業務で活用する際に必要となるビジネスアプリやサービスをパッケージ化し、月額390円/1IDで提供するもの。契約すると、OSレベルで端末を保護するセキュリティサービス「KDDI 3LM Security」、暗号化やセキュリティチェックに対応した10Gバイトのオンラインストレージサービス「KDDI ファイルストレージ」、スケジュールや設備予約、掲示板などの業務サービスを提供する「KDDI Knowledge Suite」、クラウド上で名刺を管理できる「KDDI 名刺バンク」、1人あたり3Gバイトのメールボックスを使える「KDDI ビジネスメール」を利用できる。
また、4月1日から中小企業向けFTTHサービス「auひかりビジネス」も開始。上り/下り最大300Mbpsの高速インターネット回線を月額基本料金8295円で提供する(IP電話4ch、固定IP4個)。
さらに、auのスマートフォンとKDDIが指定する企業向け固定通信サービス、ベーシックパックを合わせて申し込むと、1台あたりのスマートフォンの利用料金を最大2年間1480円割り引く「スマートバリュー for Business」も提供する。同サービスでは法人顧客専用のスマートフォン問い合わせ窓口やWebによるサポートも提供し、サービスや端末の使い方が分からない場合に対応するという。
スマートバリュー for Businessが適用される固定通信は「auひかり ビジネス」「au ひかり ちゅら ビジネス」「KDDI 光ダイレクト」。適用条件は、同一法人名義で「IS フラット」「プラン F(IS)シンプル」「プラン F(IS)」の料金プランに加入することで、割引対象となるのはベーシックパックを利用しているスマートフォン。なお、2年経過後の割引額は980円となっている。
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