以上が星野代表へのインタビュー内容だ。星野リゾートが運営する施設は、45施設(20年11月現在)。10月には、利用者が予約の決断がしやすいようにWebサイトを改修し、「誰と何をしたいか?」を選ぶことで、希望にあう施設をリコメンドする「ぴったりホテル診断」を開始した。
今後は、九州エリアでは、界 阿蘇に加えて、界 霧島(21年1月)、界 別府(21年夏)が開業。北海道でもリゾナーレトマム、OMO7旭川に続き、界 ポロト(22年1月)が開業することもあり、周遊旅の提案や予約もWebサイト上でできるようにする予定だという。
マイクロツーリズムで需要の下支えをしながら、コロナ禍からの学びを生かし、ポストコロナを見据え準備を進める。「GoToトラベルは、いつか終わる」という星野佳路代表の言葉に、GoToトラベルで観光需要が高まっている今こそ、先を見据えた次の一手が大事だと、あらためて感じた。
村田和子(むらた・かずこ)
旅行ジャーナリスト。1969年生まれ、大阪市立大学生活科学部卒。アパレル会社人事部を経て、(株)人事測定研究所(現:リクルートマネージメントソリューションズ)へ入社。マーケティング業務に従事する傍ら、2001年より総合情報サイトAllAboutにて旅の情報の寄稿を開始。06年トラベルナレッジ設立し「旅を通じて人・地域・社会が元気になる」をモットーに、旅の魅力発信・コンサル・講演を行う。子どもと47都道府県を踏破した経験から「旅育メソッド🄬」を提唱、著書に「旅育BOOK~家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ(日本実業出版社・2018)」。総合旅行業務取扱管理者、1級販売士(日本販売協会登録講師)。16年よりNHKラジオ「Nらじ」へ出演中。
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