連載「今日から始めるデジカメ撮影術」も皆様のおかげをもちまして、150回を数えるまでに至っております。今回は4月のお花見シーズンということで、過去の掲載より、桜をテーマとした回を集めました。
詳細はリンク先の本編を参照頂きたいのですが、各回の要点も簡単にまとめましたので参考までに。
春と言えば桜、満開の桜にはついカメラを向けたくなるもの。でも、せっかく撮るなら天気や時間、背景などにも気を配りたい、という話。銘木といわれる桜や古城と桜、など今回は情景満載でお届け。
- 晴れた日に撮るなら昼ごろ、できれば午前中に
- 柔らかい感じに撮りたいなら、直射日光の当たる花は避ける。もしくは曇天下で
- お城など特徴的な情景があるならば、あえて情景にピントを合わせて桜をボカすのもあり
春といえば桜。その日の天候、背景の選び方、レンズの選び方、光の向き、などなどで桜はいろいろな表情を見せてくれる。いろいろな撮り方できるのが面白さでもある。
- 花びらのピンク色をきれいに出すには青空背景
- 背景を同じ桜にするなら、プラスの露出補正をかけるとよりふんわり感が
- 川や木々など暗い色にするとよりはっきりとした感じに。この場合にはマイナス補正で
- 花びらのアップを撮るなら望遠レンズが便利。沿道沿いに桜並木があれば望遠レンズの圧縮効果も利用
- 絞りを開けると背景がボケて花が引き立つが、風などでピンぼけも多発するので注意
春の被写体といえば桜。遠くから見てもぐっと近寄ってもといろいろな撮り方ができるし、花びらが薄いので、ちょっとした光の加減で写りが大きく変わるのが面白い。
- ホワイトバランスに注意。RAWで撮って後で現像が安心
- 木々全体を撮るなら絞りはF8ぐらい、花びらのアップならできるだけ開いて
- 花びらは軽くて被写体ボケしやすいので、シャッタースピードは速めに
- 夜桜はマニュアル露出で
- 夜桜のホワイトバランスは、ライトアップに使われている明かりの種類にあわせて手動切り替え
春らしくなってきたということで、今回のテーマは春の花。春の花とていってもたくさんあるが、開花宣言も出たことだし、桜の撮り方を。
- 花のアップだけではなく引いた構図も
- 「桜のある風景」も撮っておくべし
- 公園なら花の名称を書いた案内板も撮っておく
- 桜と鳥を同時に収めるときにはプラスの補正を
春の風物詩、桜。その華やかさを記録に残したいあまり、ついつい桜メインで撮影しちゃいがち。今年は桜だけでなく、桜を絡めたステキな風景写真を撮ってみよう。
- 背景と桜をどう絡ませるか、考えて撮ろう
- 川べりで撮るなら縦位置で撮るのも方法
- 桜並木を撮るときは順光で
- 広い公園で撮るときは、桜の木が斜めに並ぶような位置で撮ると奥行きが出る
- 散ったばかりなら花びらにも趣があるもの
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