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» 2008年09月09日 15時00分 公開

25.5型ワイド液晶を一体化したクリエイティブPC――「VAIO type R」2008年PC秋冬モデル(2/2 ページ)

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ビデオエディション「VGC-RT70D」

ビデオエディションのVGC-RT70D

 ビデオエディションのVGC-RT70Dは、動画編集関連のアプリケーションを豊富にプリインストールした。動画編集用およびBD/DVDオーサリング用の「Premiere Pro CS3+Encore CS3」をはじめ、ソニー製ビデオカメラ「ハンディカム」で撮影したHDV/AVCHD形式の動画をPremiere上で軽快に扱うためのプロキシ編集やスマートレンダリング機能を備えたプラグイン「VAIO Edit Components Ver.6.4」、マルチトラック音楽編集用の「DigiOnSound5 for VAIO(HDV対応版)」、DVDオーサリング用の「TMPGEnc DVD Author 3 for VAIO」、MPEGカット編集用の「TMPGEnc MPEG Editor 2.0 for VAIO」、画質補正/ファイル変換用の「TMPGEnc 4.0 XPress for VAIO」などを用意する。

 2基の地上デジタルテレビチューナーとハードウェアトランスコーダーの「VAIO AVCトランスコーダー」を搭載しているのもVGC-RT70Dの特徴だ。テレビ視聴・録画・管理ソフトは「Giga Pocket Digital(Ver.1.2)」を採用。新たにVAIO AVCトランスコーダーを実装することで、番組をリアルタイムでMPEG-2からMPEG-4 AVC/H.264に変換しつつ、容量を最大3分の1程度に抑えてHD画質のまま録画したり、録画後に番組をMPEG-4 AVC/H.264に変換できるようになった。

VAIOトランスコーダーによるテレビ録画時間
画質 録画モード ファイル形式 ビットレート 100Gバイトに録画可能な時間の目安
HD画質 DR MPEG-2 約17Mbps 約12.5時間
HD高画質 MPEG-4 AVC/H.264 約10Mbps 約21.5時間
HD長時間 MPEG-4 AVC/H.264 約5Mbps 約43時間
SD画質 SD標準 MPEG-4 AVC/H.264 約2.5Mbps 約86時間
SD長時間 MPEG-4 AVC/H.264 約1.5Mbps 約144時間

 VAIO AVCトランスコーダーは「VAIO Movie Story」や「Click to Disc/Click to Disc Editor」「VAIO Content Exporter」で動画変換の速度を高速化する機能も持つ。VAIO AVCトランスコーダーは、MPEG-4 AVC/H.264からMPEG-2出力、HDVからMPEG-4 AVC/H.264出力、MPEG-4 AVC/H.264からDVDに書き出すためのファイル変換、VAIO Movie StoryからMPEG-4 AVC/H.264出力といったシーンで働く。

 高速化の例としては、VAIO Movie StoryでHDVの素材からムービーを作成し、MPEG-4 AVC/H.264で出力した場合、変換時間は17分から8分に短縮(約3倍)できたほか、VAIO Content ExporterでHDVをMPEG-4 AVC/H.264に変換して出力した場合、変換時間は5時間52分から1時間1分に短縮(約6倍)できたという。

 ただし、素材のカット編集が行なわれている場合や、出力リストの動画を1つにまとめて出力する場合、HDVを1440×1080ドット以外の解像度で出力する場合、ステレオ入力の音声素材をドルビーデジタル5.1チャンネル出力に設定した場合などでは、ハードウェアトランスコーダーは利用できない。

 そのほか、動画編集ソフトの操作に役立つUSBジョグコントローラ、動画編集の基礎から応用、VAIO Edit Componentsの活用方法、DVD/BDの作成方法を解説したチュートリアルPDFも収録されている。

VAIO AVCトランスコーダーのボード(写真=左)。テレビ操作用のリモコンやUSBジョグコントローラが付属する(写真=右)

フォトエディション「VGC-RT50」

フォトエディションのVGC-RT50

 フォトエディションのVGC-RT50は、RAW現像・画像管理ソフト「Photoshop Lightroom 2」とフォトレタッチソフト「Photoshop Elements 6」をプリインストール。ソニーのデジタル一眼レフカメラ「α」シリーズで撮影したRAWデータをLightroomで現像する際、αのカメラ本体での画作りに近い結果が得られる画質調整パラメータ「αプリセット」を備えている。また、エプソン製の顔料インクジェットプリンタを使う場合にPhotoshopとプリンタドライバのカラーマネジメント設定を簡略化できる「EPSON Print Plug-in for Photoshop」も搭載される。

 25.5型ワイド液晶ディスプレイは出荷時でICCプロファイルが設定されており、カラーマネジメント対応アプリケーションを使用する際、Adobe RGBとsRGBの画像をほぼ正しい色域で再現できるという(カラーキャリブレーション機能のオプションは用意されていない)。また、デジカメからの画像取り込み用にUDMA対応の高速CFカードスロットを搭載したほか、外光の映り込みを抑える専用の遮光フードが付属する。

遮光フードを装着した状態でカラーとモノクロのグラデーションを表示した例(写真=左/中央)。液晶ディスプレイとしての詳細なスペックは非公開だが、入手した試作機の液晶パネルはTN方式だった。遮光フードは側面の溝にはめ込む仕組みで、工具なしに着脱できる(写真=右)

VAIO type R店頭モデルの違い
モデル名 VGC-RT70D VGC-RT50
主なソフト Premiere Pro CS3+Encore CS3、DigiOnSound、TMPGEnc Lightroom 2、EPSON Print Plug-in for Photoshop
HDD 1Tバイト 640Gバイト
テレビ 地上デジタル×2
ハードウェアトランスコーダー VAIO AVCトランスコーダー
付属アクセサリ USBジョグコントローラ、リモコン 遮光フード

VAIOオーナーメードモデルではよりハイスペックな仕様も用意

 なお、直販のVAIOオーナーメードモデルでは、Core 2 Quad Q9550(2.83GHz)やCore 2 DuoのCPU、最大2TバイトのHDDやRAID構成(0/1/なし)、テレビチューナーやAVCトランスコーダー、USBジョグコントローラ、遮光フードの有無、ワイヤードのキーボードとマウス、Office 2007、Vista Ultimate(SP1)などを選択できる。

VAIO type R店頭モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売
VAIO type R VGC-RT70D(ビデオエディション) 液晶一体型 フルモデルチェンジ Core 2 Quad Q9400(2.66GHz) 4096MB 1TB Home Premium(SP1) 40万円前後
VGC-RT50(フォトエディション) 液晶一体型 フルモデルチェンジ Core 2 Quad Q9400(2.66GHz) 4096MB 640GB Home Premium(SP1) 35万円前後
VAIO type R店頭モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV機能 重量
VAIO type R VGC-RT70D(ビデオエディション) 25.5型ワイド 1920×1200 Intel P43 BD-R/RE対応Blu-ray Disc GeForce 9600M GT 地デジ×2 約18.8キロ
VGC-RT50(フォトエディション) 25.5型ワイド 1920×1200 Intel P43 BD-R/RE対応Blu-ray Disc GeForce 9600M GT 約18.8キロ

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