Intelligent、Quality、Designで1兆円事業化へ――ソニー「VAIO」発表会:松下奈緒がCM曲をピアノ生演奏(1/2 ページ)

» 2008年07月17日 09時30分 公開
[前橋豪,ITmedia]

VAIOを再定義し、Intelligent、Quality、Designに注力

 ソニーは7月16日、VAIOノートの新製品発表会と報道関係者向けの体験イベントを開催した。発表会では、VAIOのブランド戦略や新製品の概要、そしてVAIOの新CMに出演する4人が紹介された。


VAIO事業本部長の石田佳久氏

 まずは、同社VAIO事業本部長の石田佳久氏が登壇し、「関東地方はまだ梅雨だが、VAIOは今日梅雨明けした。新しい“暑い”VAIOを紹介したい」とあいさつ。「先日発表した、VAIO事業を2010年に1兆円規模に成長させるという経営計画に沿って、これからの新製品を全世界に展開し、さらにビジネスの発展を目指したい」と今後の展望を語った。

 続いて石田氏は既報の通り、1996年から続くVAIOの定義「Video Audio Integrated Operation」を「Visual Audio Intelligent Organizer」に変更したことを宣言。今後のVAIOではこれまで培ってきたソニーの技術に加えて、“面倒なことをPCにやってもらう”ための「Intelligent」、サポートも含めた最高の「Quality」、そしてVAIOらしい機能美を兼ね備えた「Design」を追求していくという。

VAIOのIntelligentを表現する独自ソフト群

 Visualの面ではハイビジョン映像との親和性を高め、Blu-ray Discの対応に注力していくことや、Intelligentな付加価値をもたらすソニー独自のソフト群として、顔認識機能や3ステップでムービーを作成できる機能を持つ「VAIO Movie Story」、家庭内のDLNA機器の情報をあらかじめ収集して高速にアクセスできる「VAIO Media Plus」、BD-J形式で撮りためたビデオカメラの映像を簡単に管理できる「Click to Disc」、ダイジェスト再生機能や録画番組のメタデータ収集・一覧機能を備えた「Giga Pocket Digital」を提供していること、そしてOrganizer(有機的に統合する)の意味を込めたシリンダーデザインの採用をVAIOならではの個性とした。

 新製品の内容については、同社VAIO事業本部 Notebook PC事業部長の赤羽了介氏がダイジェストで紹介。「VAIO type Z」が最軽量時で約1.35キロと軽量ながら45ナノ世代Core 2 Duoと外付けGPUで高い性能を発揮する点、「VAIO type S」の新型ワンタッチボタンと直販で選べる3色のカラーバリエーション、「VAIO type F(FW)」のアスペクト比16:9対応16.4型ワイド液晶、Blu-ray Discや地デジの2番組同時録画機能、「VAIO type BZ」のウォーターレジスト構造キーボードやIT管理者向けのアクセスコントロール機能、そして新モデルが共通して採用するシリンダーデザインと、type Z/S/F(FW)が搭載するアイソレーションキーボードを改めてアピールした。

 また、ゲストとして招かれたインテル代表取締役社長の吉田和正氏は、同日発表したCentrino 2がVAIOノートの新製品すべてに採用されたことを強調したうえで、「Centrino 2の性能と省電力技術で、VAIOのIntelligent、Quality、Designを力強く支えていきたい」と祝辞を述べた。

VAIO事業本部 Notebook PC事業部長の赤羽了介氏(写真=左)。VAIO新モデル共通のシリンダーデザイン(写真=中央)。インテル代表取締役社長の吉田和正氏(写真=右)

発表会の会場には新モデルと関連製品が多数展示された。小型・軽量化を図ったtype Zのパーツ類(写真=左)。アルミ1枚板で構成されるアイソレーションキーボードユニット(写真=中央)。天板と底面にはマルチレイヤーカーボン(CFRP)を採用して、軽さと頑丈さを両立(写真=右)

type Zが搭載するハードコーティング処理の液晶ディスプレイと通常の液晶ディスプレイの比較展示(写真=左)。画面を鉛筆でひっかくと、右の通常のディスプレイは傷がつくが、左のハードコーティング処理されたディスプレイは傷がつかない。type Zのデザインラフとデザインモック(写真=中央、右)

type F(FZ)は色域を広げたクリアブラック液晶(リッチカラー)を採用し、VAIOのエントリークラスに採用されるクリアブラックLE液晶と比べて、輝度や色域で大きく勝る(写真=左)。type Zに採用されたクリアソリッド液晶と従来のクリアブラック液晶を並べて展示し、クリアソリッド液晶の広い色域やカラーバランスのよさをアピール(写真=中央)。VAIOオーナーメードモデルで選べる多数のカラーバリエーションも展示(写真=右)

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