ソニーは7月16日、VAIOノートのラインアップに、15.4型ワイド液晶を搭載する新シリーズ「VAIO type BZ」を追加した。同日発表されたほかの3シリーズと異なり、こちらはVAIOオーナーメード専用モデルとして展開する。
従来のビジネス向けモデル「VAIO type BX」の後継機で、基本システムをCentrino 2に移行し、CPUのCTOメニューには、Core 2 Duo T9600(2.8GHz)/同T9500(2.53GHz)/同P8600(2.4GHz)/同P8400(2.26GHz)が用意された。
そのほかの基本スペックは、メモリが4〜1Gバイト、HDDが250〜80Gバイト(このうち200Gバイトは7200rpmモデル)、DVDスーパーマルチ、IEEE802.11a/b/g/n(ドラフト)準拠となっている。なお、液晶ディスプレイは解像度の異なる2種類が用意され、1440×900ドットおよび1280×800ドットと、いずれもワイドタイプになった。
また、type BXとの比較では、本体前方側の厚さが29.6ミリ、背面側が37.7ミリと2.8〜8.2ミリほど薄くなったほか、軽量化も果たしている。また、かばんに入れて持ち運ぶこともあるビジネス向けノートPCとして、天面と底面の素材にマグネシウム合金を用い、さまざまな堅牢性試験を実施したほか、指紋認証センサ+TPMチップの搭載や、30CCまでの液体なら基板への浸水を防ぐ(時間を遅らせる)ウォーターレジスト構造を採用したのもポイントだ。インタフェースについても、BIOSでのデバイスアクセスコントロールを行ったり、USBからのアクセス制限を行うユーティリティを用意するなど、IT管理者向けの機能を備えている。
本体サイズは、362.4(幅)×266.8(奥行き)×29.8〜37.7(高さ)ミリ、重量は約2.6キロ(1440×900モデル)/約2.7キロ(1280×800モデル)。OSはWindows Vista Business(SP1)がプリインストールされる。
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