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コーラで発電、ソニーのバイオ電池──完全ワイヤレスなDMFCスピーカーもFC EXPO 2009(3/3 ページ)

» 2009年02月25日 20時24分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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photo 衣類メーカーのグンゼが展開する「フィルム型色素増感太陽電池」と太陽電池搭載ジャケット。グンゼはアパレル事業以外にプラスチックフィルムや(タッチパネルなどの)電子部品といった機能ソリューション事業にも強く、toB向けの機能ソリューション事業の営業利益比率は52.3%(2008年3月期)に上るという。太陽電池搭載ジャケットは軽量でフレキシブル性のあるフィルム型太陽電池を90枚搭載し、(もちろん状況にもよるが)携帯音楽プレーヤーなどを使うシーンを想定する。ちなみに肩付近に着いている数枚のプレート状のものも太陽電池の1つで、デザインの自由度も高い特徴がある
photophotophoto ケーブル類や基板構成部品事業などを展開するフジクラは最大出力20W(平均10W)の燃料電池試作品を展示。同社が開発した、燃料供給にポンプを用いない「パッシブ型燃料輸送システム」を採用するのが特徴。同社は熱輸送量10W、熱抵抗を従来比2分の1とした厚さ1ミリの極薄ヒートパイプを開発しており、薄型PCの冷却用ヒートパイプ機構などにも採用されている。この薄型を生かし、燃料電池スタックの冷却や均熱化などにも応用できるとしている
photophoto ニックスが開発した小型のHOD燃料電池を内蔵するUSB充電器(左)。FC-R&Dが開発した燃料電池搭載二足歩行ロボットと燃料電池ハンド(手)
photophoto ホライゾンフューエルセルの燃料電池搭載自転車。36V/8.5AのPEM燃料電池、250W出力のモーター、6段変速ギアを搭載。2本の水素タンクが“ニトロチャージャーのあれ”っぽくて格好いい。電気アシストのほかスロットルを使用する(こぐ必要がない)“バイクモード”にも切り替えられ、1チャージで300キロの距離を走行できるという(はて、バイクモードがあるとなると、日本ではナンバープレート取得が必要な、いわゆるバイクとなるのでしょうか)。右は省エネルギー自動車レース“シェル・エコ・マラソン”で自動車燃料効率の世界記録を獲得した「PAC-Car II」。ガソリンに換算した燃費は、1リットルあたりなんと5385キロ
photophoto ヤマハ製のDMFCバイク。ダイレクトメタノール型燃料電池とリチウムイオン電池を併用し、1kWの出力密度を持つ小型セルスタックを搭載する。“原付1種”(いわゆる排気量49cc以下の原付バイク)としてナンバーを取得し、公道走行も可能とのこと(左)。燃料電池搭載の「ターレットトラック」もなかなかイかす(右)
photophoto 「水素・燃料電池(自動車)実証プロジェクト」はもちろん燃料電池自動車をアピール。トヨタ「FCHV」、日産「X-TRAIL FCV」、ホンダ「FCX CLARITY」、メルセデス・ベンツ「A-Class F-Cell」、GM「HydroGen3」などが展示され、燃料電池車の試乗コーナーも用意する。試乗を希望する人は、早めに訪れて受け付けをあらかじめ済ませておくとよいとのこと
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