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SpursEngine+地デジ+AV入力搭載のフルHD液晶一体型――「dynabook Qosmio DX」2010年PC夏モデル

» 2010年06月21日 13時30分 公開
[ITmedia]

QosmioからフルHD液晶一体型のデスクトップPCが登場

「dynabook Qosmio DX/98M」

 東芝は6月21日、液晶一体型デスクトップPC「dynabook Qosmio DX」シリーズを発表した。ラインアップは「DX/98M」の1モデルを用意し、7月中旬に発売する予定だ。価格はオープンで、実売価格は20万円前後と予想される。

 dynabook Qosmio DXシリーズは、AV機能重視のノートPC「Qosmio」シリーズの特徴を盛り込んだ液晶一体型デスクトップPC。同社独自の映像処理エンジン“SpursEngine”や地上デジタルテレビチューナーといった機能を受け継ぎつつ、ノートPCのQosmioではボディサイズの関係で搭載が難しかった、1920×1080ドット(フルHD)表示の21.5型ワイド液晶ディスプレイやAV入力端子、オンキヨー製ステレオスピーカー(Dolby Adbanced Audio/MaxxAudio対応)を備え、AV機能をさらに強化している。

 CPUはCore i5-450M(2.4GHz/2.66GHz)、チップセットはIntel HM55 Express、メインメモリは4Gバイト(2Gバイト×2/PC3-8500、最大8Gバイト)、HDDは1Tバイト(7200rpm)、光学ドライブは1層BD-Rに最大6倍速で書き込めるBlu-ray Discドライブを搭載。グラフィックス機能はCPUに統合されたIntel HD Grahpicsを用いる。

 通信機能は1000BASE-Tの有線LAN、IEEE802.11b/g/nの無線LANを標準搭載。メモリカードスロット(SD/SDHC/SDXC/xD/MMC/メモリースティックPRO対応)、有効画素数約130万画素のWebカメラ、USB 2.0×6、HDMI入力、D4入力、RCAステレオ音声入力、マイク/オーディオ入力、同軸デジタル音声出力、ヘッドフォン出力を装備する。ゲーム機やAV機器をHDMIやD4で接続した場合、液晶ディスプレイの電源だけをオンにして、外部ディスプレイとして利用することも可能だ。

 OSはWindows 7 Home Premiumの32ビット版と64ビット版を切り替えられるセレクタブルOSを採用。初回起動時に64ビット版を選択した場合は、リカバリを行う。オフィススイートはOffice Home and Business 2010だ。HDDに保存された写真や取り込んだデジカメ撮影画像を独自の顔認識エンジンで分析し、フォトムービーを自動的に作成するソフト「勝手にフォトムービー」も備える。

 ボディは東芝の液晶テレビ「REGZA」を意識したデザインを採用。本体サイズは531(幅)×190(奥行き)×405(高さ)ミリ、重量は約8.5キロ。ワイヤレスキーボード、横スクロール機能付きワイヤレスレーザーマウス、リモコンが付属する。

dynabook Qosmio DX店頭モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売
dynabook Qosmio DX DX/98M 2スピンドル 新シリーズ Core i5-450M(2.4GHz) 4096MB(DDR3) 1TB 32 / 64ビット版Windows 7 Home Premium 23万円前後
dynabook Qosmio DX店頭モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV 重量
dynabook Qosmio DX DX/98M 21.5型ワイド 1920×1080ドット Intel HM55 Express BD-R/RE対応Blu-ray Disc CPU統合 地デジ×1 約8.5キロ

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