東芝がBlu-ray 3Dも再生できる3D Vision対応ノートPCを投入――「dynabook TX」2010年PC夏モデル

» 2010年06月07日 13時30分 公開
[ITmedia]

国内ベンダー初のNVIDIA 3D Vision対応ノートPC

NVIDIA 3D Visionに対応した「dynabook TX/98MBL」

 6月7日、東芝が同社初となる3D表示対応のノートPCを発表した。新モデルの「dynabook TX/98MBL」はNVIDIA 3D Visionに対応しており、アクティブシャッター式のワイヤレス3DグラスやIRエミッタ、カード型のリモコンが付属する。発売は7月下旬の予定で、予想実売価格は25万円前後だ。

 新モデルの特徴は、GPUにGeForce GTS 350Mを搭載するほか、120Hzの倍速駆動で1366×768ドット表示をサポートした15.6型ワイド液晶ディスプレイを備えることだ。これにより3D対応ゲームを楽しめるだけでなく、標準で「WinDVD BD for TOSHIBA」がプリインストール済みで、Blu-ray 3Dタイトルの再生も行える。また、本機からDolby Advanced Audioをサポートすることで、臨場感のあるサウンドを満喫できるという。

 基本スペックは、CPUが4コア/8スレッド処理対応のCore i7-740QM(1.73GHz/Intel Turbo Boost Technologyで最大2.93GHz)、メモリは4Gバイト(2Gバイト×2/PC3-8500対応)、チップセットはIntel HM55 Expressだ。HDDは容量640Gバイト(5400rpm)、光学ドライブはDVDスーパーマルチ機能を備えたBlu-ray Discドライブとなる。通信機能はギガビット対応の有線LANとIEEE802.11b/g/n対応の無線LANで、HDMI出力端子、4基のUSB 2.0(うち1基はeSATAと兼用)を実装する。

 本体サイズは約380.5(幅)×254(奥行)×30〜37.6(高さ)ミリと従来モデルより小型になり、ボディカラーはマット感のあるベルベッティブラックに変更されている。アイソレーションタイプの「タイルキーボード」の採用や、エンボス加工を施したパームレストの導入も目新しいところだ。

 OSはWindows 7 Home Premiumで、セレクタブルOSが初回起動時に64ビット版と32ビット版を選べるようになったのも夏モデルの特徴だ。なお、オフィススイートは最新版の「Office Home and Business 2010」がプリインストールされる。

ワイヤレス3DグラスとIRエミッタ(写真は米国版)
ワイヤレス3Dグラスを装着したところ
夏モデルではDolby Advanced Audioをサポート(内蔵スピーカーはharman/kardon)

dynabook TXシリーズの概要(その1)
モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売
TX/98MBL 2スピンドル 3D表示対応モデル Core i7-740QM(1.73GHz) 4096MB(DDR3) 640GB 64ビット/32ビット版Home Premium 25万円前後
dynabook TXシリーズの概要(その2)
モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV機能 Officeスイート
TX/98MBL 15.6型ワイド 1366×768 Intel HM55 Express BD-R/RE対応Blu-ray Disc GeForce GTS 350M 2010 Home and Business

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