6月7日、東芝が同社初となる3D表示対応のノートPCを発表した。新モデルの「dynabook TX/98MBL」はNVIDIA 3D Visionに対応しており、アクティブシャッター式のワイヤレス3DグラスやIRエミッタ、カード型のリモコンが付属する。発売は7月下旬の予定で、予想実売価格は25万円前後だ。
新モデルの特徴は、GPUにGeForce GTS 350Mを搭載するほか、120Hzの倍速駆動で1366×768ドット表示をサポートした15.6型ワイド液晶ディスプレイを備えることだ。これにより3D対応ゲームを楽しめるだけでなく、標準で「WinDVD BD for TOSHIBA」がプリインストール済みで、Blu-ray 3Dタイトルの再生も行える。また、本機からDolby Advanced Audioをサポートすることで、臨場感のあるサウンドを満喫できるという。
基本スペックは、CPUが4コア/8スレッド処理対応のCore i7-740QM(1.73GHz/Intel Turbo Boost Technologyで最大2.93GHz)、メモリは4Gバイト(2Gバイト×2/PC3-8500対応)、チップセットはIntel HM55 Expressだ。HDDは容量640Gバイト(5400rpm)、光学ドライブはDVDスーパーマルチ機能を備えたBlu-ray Discドライブとなる。通信機能はギガビット対応の有線LANとIEEE802.11b/g/n対応の無線LANで、HDMI出力端子、4基のUSB 2.0(うち1基はeSATAと兼用)を実装する。
本体サイズは約380.5(幅)×254(奥行)×30〜37.6(高さ)ミリと従来モデルより小型になり、ボディカラーはマット感のあるベルベッティブラックに変更されている。アイソレーションタイプの「タイルキーボード」の採用や、エンボス加工を施したパームレストの導入も目新しいところだ。
OSはWindows 7 Home Premiumで、セレクタブルOSが初回起動時に64ビット版と32ビット版を選べるようになったのも夏モデルの特徴だ。なお、オフィススイートは最新版の「Office Home and Business 2010」がプリインストールされる。
dynabook TXシリーズの概要(その1) | ||||||||
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モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 | |
TX/98MBL | 2スピンドル | 3D表示対応モデル | Core i7-740QM(1.73GHz) | 4096MB(DDR3) | 640GB | 64ビット/32ビット版Home Premium | 25万円前後 | |
dynabook TXシリーズの概要(その2) | ||||||||
モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | Officeスイート | |
TX/98MBL | 15.6型ワイド | 1366×768 | Intel HM55 Express | BD-R/RE対応Blu-ray Disc | GeForce GTS 350M | − | 2010 Home and Business | |
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