新型AtomからCore i3/i5搭載ノートPCまで全36モデル――東芝「dynabook/Qosmio」シリーズ:2010年PC春モデル(1/2 ページ)

» 2010年01月18日 15時25分 公開
[ITmedia]

インテル最新プラットフォームを採用

 東芝は1月18日、2010年PC春モデルとして「dynabook/Qosmio」シリーズを公開、1月下旬より順次発売する。Windows 7の一般販売にあわせて発表された2009年秋冬モデルからまだ3カ月ほどしか経過していないが、多くのモデルでインテルの最新プラットフォームを採用し、新シリーズも投入するなど、注目すべき点は多い。ラインアップは、18.4型フラッグシップノートPC「Qosmio G65」、AVノートPCのコストパフォーマンスモデル「dynabook Qosmio V」、主力の16型ワイドノートPC「dynabook TX」、地デジチューナー内蔵の廉価モデル「dynabook TV」、15.6型で12万円台のエントリー向けノートPC「dynabook EX」、13.3型ワイドのコンパクト2スピンドルノート「dynabook CX」、長時間駆動が特徴のネットノート「dynabook MX」、人気のNetbook「dynabook UX」、12.1型の高性能モバイルPC「dynabook SS RX2/RX2L」、全9シリーズ36モデルという陣容だ。

dynabook/Qosmio新モデルの特徴

ラインアップ

ハードウェア

ソフトウェア

  • 「Qosmio G」「dynabook Qosmio V」「dynabook TV」「dynabook TX」で32ビット版/64ビット版のWindows 7 Home Premiumを切り替えられるセレクタブルOSを採用
  • オリジナル学習ソフトに「動画で学ぶWindows Live メール」を用意

 ハードウェア面でのトピックは、上位シリーズ(Qosmio G、dynabook Qosmio V、dynabook TX、dynabook CX、dynabook EXの一部)で、「Arrandale」の開発コードで知られる32ナノ世代のCPUを採用した点だ。特にCore i5を搭載するQosmio Gとdynabook Qosmio Vの上位モデルは、4スレッドを同時処理するHyper-Threading技術に加えて、Nehalem世代のCPUから導入されたターボ・ブーストにも対応する。また、Netbookのdynabook UXシリーズでも、新型のAtom N450(1.66GHz)が搭載された。このほか、dynabook Qosmio Vの外装に新技術の塗装が採用されたり、dynabook UXが新ボディに刷新されるなど、デザイン面での改良もポイントの1つだ。

 春モデルの全体的な傾向としては、低価格なモデルでラインアップを拡充しているのが目を引く。Qosmio Gシリーズの機能を手ごろな価格帯で提供するdynabook Qosmio Vに代表されるように、dynabook SS RX2にも廉価版のRX2Lが登場し、実売6万円前後のdynabook UXは全9モデル、実売8万円前後から提供されるCULVノートPCのdynabook MXは全8モデルと、機能やカラーバリエーションで豊富なラインアップを用意している。

Qosmio G(写真=左)、dynabook CX(写真=中央)、dynabook UX(写真=右)

高機能AVノートPCがボリュームゾーンの価格帯に登場

dynabook Qosmio V

 東芝春モデルで最も注目のモデルは、新たに投入されたdynabook Qosmio Vシリーズだろう。18.4型ワイド液晶を搭載するゲーミングモデル「dynabook Qosmio GX」の下に位置付けられるモデルで、こちらは15.6型ワイドと一回り小さい液晶を搭載する代わりに、地デジチューナーや映像処理専用の「SpursEngine」を内蔵し、AV機能に特化している。

 これまでSpursEngineはフラッグシップであるQosmioの特権だっため、ボリュームゾーンに近い実売18万円前後から購入できるdynabook Qosmio Vで多彩なAV機能を利用できるのがうれしい。18.4型ワイドのフルHDパネルを搭載するQosmio Gと比較すると、解像度が1366×768ドットで、外付けGPUは搭載せず、テレビ機能がシングルチューナー仕様といった見劣りする部分はあるものの、Blu-ray Discドライブやharman/kardonスピーカー、SpursEngineを用いた豊富なAV機能はほぼ同等と言っていい。

“あこがれ”の高性能モバイルPCに廉価モデル

dynabook SS RX2L

 もう1つ注目のモデルは、かつて東芝の技術力の高さを見せつけたdynabook SS RXの廉価シリーズとして投入されるdynabook SS RX2Lだ。軽量、薄型、長時間駆動という、モバイルPCで重要視される要素を極限まで追求したdynabook SS RX(現dynabook SS RX2)は、魅力が多い半面、やはり高価な印象があった。しかし、今回登場したdynabook SS RX2Lは、従来モデルの半透過型パネルをやめることにより、下位モデルで20万円前後、128GバイトSSD搭載モデルでも22万円前後と、従来に比べて価格を大幅に引き下げた。半透過型液晶は、バックライトをオフにすることで晴れた屋外での視認性を確保し、さらにバッテリー駆動時間の延長にも貢献できるが、必要のないユーザーにとっては通常の液晶に比べて彩度が低いというデメリットもある。これまで高価だった“あこがれ”のモバイルPCに、より安価なモデルの選択肢ができたのは朗報だろう。

上位シリーズの多くでWindows 7のセレクタブルOSを採用

 ソフトウェア面では、2009年秋冬モデルと同様に、上位シリーズの多くで32ビット版と64ビット版でWindows 7 Home Premiumを選べるセレクタブルOSになっているのが目を引く。また、デジタル写真やソフトウェアを簡単に整頓できる「TOSHIBA Bullentin Board」や、使用したファイルをタイムライン上にサムネイル表示する「TOSHIBA ReelTime」、Windows 7の操作を動画で学習できる「動画で学ぶWindows 7」といった、2009年秋冬モデルで追加されたオリジナルソフトウェアに加えて、「動画で学ぶWindows Live メール」が新たに加わっている。

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