高機能AVノートPCを手ごろな価格で――「dynabook Qosmio V」2010年PC春モデル

» 2010年01月18日 13時00分 公開
[ITmedia]
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地デジ×SpursEngine×Blu-rayのAVノートPCが18万円から

dynabook Qosmio Vシリーズ

 東芝の2010年PC春モデルとして投入される「dynabook Qosmio V」シリーズは、これまで上位機「Qosmio」の特権だった「SpursEngine」を搭載しつつ、20万円を切る価格で提供される15.6型ワイド地デジノートPCだ。ラインアップはCPUで差別化した2モデルで、価格は「V65/88L」が19万円台半ば、「V65/86L」が18万円前後になる見込み。ともに1月下旬より出荷する。

 これまでフラッグシップモデルのみが搭載していた同社独自の映像処理エンジン「SpursEngine」を搭載しているのが最大の特徴で、ハイビジョン映像のエンコードからBDメディアへの書き込みまで高速に処理できるほか、SD画質の映像をHD画質にコンバートしてBD-RE/BD-Rに保存するといったことが可能。また、超解像技術や地デジの長時間録画、倍速ダビング、ハンドジェスチャによるリモコン操作といった特徴もあわせ持つ。実売20万円を切るボリュームゾーンのモデルながら、AVノートPCとしての高い適性が魅力だ。

 基本スペックは、アスペクト16:9の15.6型ワイド液晶ディスプレイ(1366×768ドット)を搭載し、「V65/88L」がCore i5-520M(2.4GHz)、「V65/88L」がCore i3-330M(2.13GHz)を採用、そのほかは共通でメモリが4Gバイト(DDR3-1066)、HDDが500Gバイト、グラフィックスがCPUに統合されたインテルHDグラフィックス、光学ドライブがDVDスーパーマルチ機能付きのBlu-ray Discドライブとなっている。インタフェースは、SD/SDHC/MMC/xD/MS/MS PRO対応のメモリカードスロット、USB 2.0×4(うち1つはeSATA共用)、IEEE1394(4ピン)、HDMI出力、アナログRGB、Webカメラ(有効30万画素)、FeliCaポートなど。ネットワーク機能として、ギガビットLANとIEEE802.11b/g/n準拠の無線LANを備える。

天面は光沢感のあるシャイニーレッド(写真=左)。キーボードは指紋の付着を抑えたセミグロッシー仕上げだ(写真=中央)。音質で定評のあるharman/kardon製スピーカーを搭載する(写真=右)

 本体サイズは約387.6(幅)×266.8(奥行)×34.8(高さ)ミリ、重さが約3キロ。新色であるシャイニーレッドのボディは、従来のQosmio/dynabookよりも強度や光沢感の高い新技術の塗装が施されているという。OSはWindows 7 Home Premiumの64ビット版/32ビット版を選択できるセレクタブルOSだ。

本体前面/背面

本体左側面/背面

dynabook Qosmio Vシリーズの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売価格
dynabook Qosmio V V65/88L 2スピンドル 新シリーズ Core i5-520M(2.4GHz) 4096MB(DDR3-1066) 500GB 32/64ビット版Windows 7 Home Premium 19万円台半ば
V65/86L 2スピンドル 新シリーズ Core i3-330M(2.13GHz) 4096MB(DDR3-1066) 500GB 32/64ビット版Windows 7 Home Premium 18万円前後
dynabook Qosmio Vシリーズの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV機能 重量
dynabook Qosmio V V65/88L 15.6型ワイド 1366×768ドット Intel HM55 Express Blu-ray Disc(DVDスーパーマルチ機能付き) CPU統合 地デジ×1 約3キロ
V65/86L 15.6型ワイド 1366×768ドット Intel HM55 Express Blu-ray Disc(DVDスーパーマルチ機能付き) CPU統合 地デジ×1 約3キロ

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