東芝が2009年夏モデルとして投入するdynabook Qosmioシリーズは、18.4型ワイド液晶ディスプレイを搭載する「GX/G8J」と、15.4型ワイド液晶ディスプレイを搭載する「FX/G7J」の2モデルだ。上位1モデル下位1モデルの構成は、2009年春モデルと同様。
Qosmioシリーズと共通のボディを採用し、CPUやメモリ容量、本体搭載のインタフェースなどの基本スペックはQosmioシリーズの「G50/96J」「F50/86J」相当ながら、外付けGPUのGeForce 9600M GTを実装して3D性能を強化する一方で、Supers Engineは搭載せず、地上デジタルチューナーも省略してコストを抑えている。また、18.4型ワイドとQosmio G50の上位モデル「G50/98J」と同じサイズを搭載したGX/G8Jの解像度は従来モデルと同じ1680×945ドットに抑えられている。
搭載する液晶ディスプレイ以外の基本スペックは「GX/G8J」「FX/G7J」で共通する。CPUはCore 2 Duo P8600(動作クロック2.40GHz)を採用し、メモリ容量はDDR2-800を4Gバイト搭載する。内蔵ドライブは従来モデルと同様、DVDスーパーマルチドライブを採用する。一方で、HDD容量は400Gバイトと従来モデルの320Gバイトから強化された。
本体に搭載するインタフェースは、SD/SDHC/xD/MMC/MS/MS PRO対応のメディアスロットとExpressCard /34 /54スロット、USB 2.0×4、IEEE1394、eSATA(USB 2.0×1と共用)、HDMI出力、アナログRGB、S-Video出力、光デジタル音声出力/ヘッドフォン共用端子、マイク入力、ギガビットLANなど、こちらも春モデルと変わらない。
ただし、用意されたOSは変更され、Windows Vista Home Edition(SP1)の64ビット版と32ビット版を初回起動時に選択して導入できるようになった。64ビット版を導入した場合、標準で搭載する4Gバイトのメモリをフルで活用できることになる。予想実売価格は「GX/G8J」が24万円前後、「FX/G7J」が21万円前後で、5月下旬より発売される予定だ。
夏モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売価格 |
dynabook Qosmio GX | GX/G8J | 2スピンドル | マイナーチェンジ | Core 2 Duo P8600(2.4GHz) | 4GB | 400GB(5400rpm) | Windows Vista Home Premium(SP1) | 24万円前後 |
dynabook Qosmio FX | FX/G7J | 2スピンドル | マイナーチェンジ | Core 2 Duo P8600(2.4GHz) | 4GB | 400GB(5400rpm) | Windows Vista Home Premium(SP1) | 21万円前後 |
夏モデルの概要(その2) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | オフィススイート | 重量 |
dynabook Qosmio GX | GX/G8J | 18.4型ワイド | 1680×945ドット | Intel PM45 | 2層対応DVDスーパーマルチ | GeForce 9600M GT | Microsoft Office Personal 2007(SP1)+Power Point 2007 | 約4.6キロ |
dynabook Qosmio FX | FX/G7J | 15.4型ワイド | 1280×800ドット | Intel PM45 | 2層対応DVDスーパーマルチ | GeForce 9600M GT | Microsoft Office Personal 2007(SP1)+Power Point 2007 | 約3.3キロ |
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