64ビット版が選択できる武闘派ノート──「dynabook Qosmio GX/FX」2009年PC夏モデル

» 2009年04月20日 13時00分 公開
[ITmedia]

 東芝が2009年夏モデルとして投入するdynabook Qosmioシリーズは、18.4型ワイド液晶ディスプレイを搭載する「GX/G8J」と、15.4型ワイド液晶ディスプレイを搭載する「FX/G7J」の2モデルだ。上位1モデル下位1モデルの構成は、2009年春モデルと同様。

18.4型ワイド液晶ディスプレイを搭載する「GX/G8J」(写真=左)と15.4型ワイド液晶ディスプレイを搭載する「FX/G7J」(写真=右)は、Qosmioと同じボディを採用しながらも、3D性能を重視するなど、そのコンセプトは異なる

 Qosmioシリーズと共通のボディを採用し、CPUやメモリ容量、本体搭載のインタフェースなどの基本スペックはQosmioシリーズの「G50/96J」「F50/86J」相当ながら、外付けGPUのGeForce 9600M GTを実装して3D性能を強化する一方で、Supers Engineは搭載せず、地上デジタルチューナーも省略してコストを抑えている。また、18.4型ワイドとQosmio G50の上位モデル「G50/98J」と同じサイズを搭載したGX/G8Jの解像度は従来モデルと同じ1680×945ドットに抑えられている。

 搭載する液晶ディスプレイ以外の基本スペックは「GX/G8J」「FX/G7J」で共通する。CPUはCore 2 Duo P8600(動作クロック2.40GHz)を採用し、メモリ容量はDDR2-800を4Gバイト搭載する。内蔵ドライブは従来モデルと同様、DVDスーパーマルチドライブを採用する。一方で、HDD容量は400Gバイトと従来モデルの320Gバイトから強化された。

 本体に搭載するインタフェースは、SD/SDHC/xD/MMC/MS/MS PRO対応のメディアスロットとExpressCard /34 /54スロット、USB 2.0×4、IEEE1394、eSATA(USB 2.0×1と共用)、HDMI出力、アナログRGB、S-Video出力、光デジタル音声出力/ヘッドフォン共用端子、マイク入力、ギガビットLANなど、こちらも春モデルと変わらない。

 ただし、用意されたOSは変更され、Windows Vista Home Edition(SP1)の64ビット版と32ビット版を初回起動時に選択して導入できるようになった。64ビット版を導入した場合、標準で搭載する4Gバイトのメモリをフルで活用できることになる。予想実売価格は「GX/G8J」が24万円前後、「FX/G7J」が21万円前後で、5月下旬より発売される予定だ。

夏モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売価格
dynabook Qosmio GX GX/G8J 2スピンドル マイナーチェンジ Core 2 Duo P8600(2.4GHz) 4GB 400GB(5400rpm) Windows Vista Home Premium(SP1) 24万円前後
dynabook Qosmio FX FX/G7J 2スピンドル マイナーチェンジ Core 2 Duo P8600(2.4GHz) 4GB 400GB(5400rpm) Windows Vista Home Premium(SP1) 21万円前後

夏モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU オフィススイート 重量
dynabook Qosmio GX GX/G8J 18.4型ワイド 1680×945ドット Intel PM45 2層対応DVDスーパーマルチ GeForce 9600M GT Microsoft Office Personal 2007(SP1)+Power Point 2007 約4.6キロ
dynabook Qosmio FX FX/G7J 15.4型ワイド 1280×800ドット Intel PM45 2層対応DVDスーパーマルチ GeForce 9600M GT Microsoft Office Personal 2007(SP1)+Power Point 2007 約3.3キロ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年10月10日 更新
  1. 急な工事日変更で右往左往? むしろラッキー? ふと思い立って自宅の光インターネットを1Gbps→10Gbpsに切り替えた話【中編】 (2024年10月08日)
  2. 2台のPCを行き来できる便利マウスが8000円切り! 「Rapoo MT760」はどこまで使えるか試してみた (2024年10月09日)
  3. Galaxy Z Fold3から「Pixel 9 Pro Fold」に乗り換えました サイズ感が秀逸な“Googleの二代目折りたたみスマホ” (2024年10月09日)
  4. 上位モデルのQuest 3ではなく、5万円以下で買える「Quest 3S」という選択肢はアリか? 実機を試した (2024年10月08日)
  5. フォルダブルモバイルディスプレイが日本にも登場! 開けば17.3型の有機EL「ASUS ZenScreen Fold OLED MQ17QH」を見てきた (2024年10月08日)
  6. 「Windows 11 2024 Update(バージョン24H2)」の既知の不具合まとめ【2024年10月4日現在】 (2024年10月04日)
  7. アイ・オーが2.5GbE搭載個人向けNASをモデルチェンジ 実効性能を向上し遠隔管理にも対応 2万1800円から (2024年10月09日)
  8. 転換期を感じさせる「GoPro HERO13 Black」と、小さくてかわいい「GoPro HERO」を試す (2024年10月08日)
  9. バッファロー、薄型&テンキーレス設計のワイヤレスキーボード (2024年10月09日)
  10. GPD、13.3型OLED×2面を備えた2画面ラップトップ「GPD DUO」のクラウドファンディングを開始 (2024年10月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー