「dynabook EX」シリーズは、2009年春モデルから加わった東芝のエントリーモデル。15.4型ワイド液晶とMontevina世代のプラットフォームを採用しつつ、下位モデルの価格を実売13万円前後まで抑えているのが特徴だ。ラインアップは2009年春と同じ2モデル構成で、主にCPUとHDDを強化してきた。
具体的には、上位モデルの「EX/63J」が、CPUをCore 2 Duo P8400(2.26GHz)からP8600(2.4GHz)へ、下位モデルの「EX/3JH」はCeleron 575(2GHz)からCeleron 900(2.2GHz)に変更。さらにHDD容量を従来の250Gバイトから320Gバイトに増やしている。
そのほかの仕様は変わらず、メモリ容量は上位が4Gバイト、下位が2Gバイト。液晶ディスプレイには、1280×800ドット表示の15.4型ワイドパネルを採用し、光学ドライブとしてDVDスーパーマルチドライブを搭載する。また、IEEE802.11b/g/n(ドラフト2.0)に対応した無線LAN機能も備える。
インタフェースは、SD/SDHC/MMC/MS/MS PRO対応のメディアスロットとPCカードスロット(Type II)、USB 2.0×3、アナログRGB、ヘッドフォン、マイク、有線LANなど。バリュークラスの製品ながら、オフィススイートとしてMicrosoft Office Personal 2007(SP1)もプリインストールされている。OSはWindows Vista Home Premium(SP1)だ。
実売価格は「EX/63J」が15万円台半ば、「EX/33J」が13万円前後となっている。ともに4月下旬より発売される予定だ。
| dynabook EX夏モデルの概要(その1) | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 価格 |
| dynabook EX | EX/63J | 2スピンドル | マイナーチェンジ | Core 2 Duo P8600(2.4GHz) | 2GB | 320GB(5400rpm) | Windows Vista Home Premium(SP1) | 15万円半ば |
| EX/33J | 2スピンドル | マイナーチェンジ | Celeron 900(2.2GHz) | 2GB | 320GB(5400rpm) | Windows Vista Home Premium(SP1) | 13万円前後 | |
| dynabook EX夏モデルの概要(その2) | ||||||||
| シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 重量 |
| dynabook EX | EX/63J | 15.4型ワイド | 1280×800ドット | Intel GM45 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | Microsoft Office Personal 2007(SP1) | 約2.5キロ |
| EX/33J | 15.4型ワイド | 1280×800ドット | Intel GL40 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | Microsoft Office Personal 2007(SP1) | 約2.5キロ | |
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